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宅配のおはぎが届く

「なるせゆいっこの会」(会長・鈴木春一)では彼岸の中日に、おはぎを宅配してくれる。 この会は、「結」というのがかって、農作業の際に人手の足りない時代に、隣近所、親せきが手伝いあって農作業をやりくりする共同、手伝いあう、人手を貸したり借りたりする互助制度であったが、これが田植えなどの人出が一度に必要な時には、大切な制度であった。 この結を大事にしよう、お互いに助け合って生活しよう、協力し合って地域がそうした気持ちを持ち続けるようにしたいとする方々が集いボランテアグループ「ゆいっこの会」を作った。 その活動の一つとしてこの「おはぎの宅配」があり、買い物の手伝いがある。 最近は、これが機械化が進み、ほとんどなくなってしまったが、農村では隣近所がこうして助け合い、協力し合って日々の生活が営まれてきた。 一方で、昔ながらの伝統的な食事やごちそうなども、お互いに届けあいをしてきたが、生活の変化、家族構成などからそうしたことも煩わしくなってきたのかそれも次第に薄くなってきた。 こうしたことから、ご老人夫婦、ひとり暮らし老人家庭などで彼岸の中日に、ご先祖様にお供えする「おはぎ」を作るのもおっくうな場合が多く、だけれども、お彼岸にはご先祖様にあげたい、という希望も多く、この会で作って宅配を数年前から続けてきており、大変喜ばれている。 今年はおよそ100戸を超えるくらいのご家庭から希望があり、おはぎ3個とブドウを入れて届けてくれた。 対象家庭も、心配せずにお供えでき、気苦労が解消してゆっくりとしていることでしょう。 ところで、今年の彼岸は20日から26日までで、その中日が23日といううことだようです。 この中日は昼と夜の長さ、つまり日の出と日没(太陽の上縁が地平線に出た瞬間と同じく沈んだ瞬間だそうです)が等しい日といううことと思っていたら、東京では、それが9月27日なんだそうで、そうなのか今まで覚えていたのが違うのかと思ったが、あまりこだわることもなく生活していて特に困ることもないしなーと思ったところでした。 何でも一定の計算式でするとそうなるんだそうです。  

元気な六十路の会

村内には4校の小学校と、同じく中学校の分校があった。 昭和の年代に中学校の統合と、平成に入り小学校を統合し、全村では小・中学校がそれぞれ一校となった。 全村の中学校卒業生が同じ年代でありながら交流も少なく、何とか交流の機会を作ることができないかとして、還暦つまり60才になる機会に村内の方々を招待して秋田県の先進事業を視察する機会を作った。 つまり、同じ年代の方々が、お互いを知らないのではなく、「あらら、あんたも同じか?」といった感じで、この後ずーとお互いが付き合えることのきっかけになってもらえればと考えこの事業をきかくしたところ、関心も高く参加率も高く、負担金をいただきながら実施している。 これが、案外と理解が浸透し大変多く、今年は約半数が参加してくださいました。 私とは、ほぼ一回りも年代も若く、話もなかなか合わせるに難儀しているように見えるが、実は、本音では方言んで話したいと思っている。 じっくりとなどとはほとんど無理で、やっぱり「地で行く」のが本筋といった感じがしてならない。 60才とはいえ、やはりまだまだ活躍しいただけばならないとか感じた   先進事業と言っても、鎧畑ダムや博物館などを視察する事業であったが、これが視察希望者も多く、還暦を迎える村内の方々がかなり多く参加してくださり、おおよそ40回近くなるのではないかと思っている。 時代を経て、還暦対象のかたがたもおおよそ半数になり、参加者は約半数であるが、参加者は本当にもう、楽しくもあり、ある意味ゆっくりする年代でもあり、本当に楽しそうなひと時であったようです。 当然のように、時間内ではとてもとても無理で、久しぶりの集まりを楽しむために、2次会3次会になだれ込んでいったようでした。 間違いなく、来年も集まろうといった話が出てきており、目的はしっかりと達成されているように感じた。 これからもまだまだ頑張ってもらう年代であり、大いに活躍していただきたいものです。

久しぶりの休日

昨日は久しぶりの休日になった。 天気は良し!楽しみにしていたゴルフに出かけた。 岩手県のゴルフ場は休日でありながら、昼食付きで8000円ぐらいであり、一日ゆっくりスポーツを楽しむには、そんなに高い遊びではないように思う。 昨日は、あちこちのコンペがあり、ものすごい混みようで、最終スタートにかろうじて予約が取れ、ちょうど休暇と所要があって帰郷するとの情報があった漫画家(漫画ウイードの作者)高橋よしひろさんをお誘いし一日ゆっくり楽しんだ。 今年、5回目ぐらいとのことであったがテーショットも飛ぶしアイアン、ウッドもかなりの距離が出、すっかり参ってしまった。 風もなく最高のゴルフ日和であった。 日頃の創作活動や、生活、などよもやま話をしながら、高橋さんもゆっくりとしたようでした。 私のスコアはというと、これはもう紹介できるようなものではなく、10年近くやっているが全く進歩がないのでありまして、これは運動神経がないというか、ゴルフが合わないというか、もうそんなものはどうでもよく、ただひたすら歩き、汗をかくようにすることと、夜はすっかりと疲れて休めることに喜びを感じていると言いたいところであるが、実は、ゴルフの後は正直、なんでこんなに進歩しないのかと悩みぬいている。 ああすればよいのか、こうすればよいのかと悩むことが多いのです。 こうなると、のめりこんでしまいがちであり、反省が多く、また行きたくなり、今度こそと思っているが、その機会がほとんど無く、しばらく休むことになると、その反省点を直すにも、次の機会には、また一からやり直しということになっているのが現状である。 まあいいでしょう、そのうちチャンスがあったら誘ってもらっていくことにしたい。 そんな想いで横になったらすぐに眠ってしまったようでした。 夜には雨が降ったようでしたが、それさえも気づかないくらいゆっくりと眠れた。 朝、直売所に行ったら山菜や野菜がたくさん並んでいた。 芙蓉と秋の空もまた爽やかである。 天然のマイタケなどきのこが出ていたようでしたが、一つしか残っていませんでした。いよいよ本格的なキノコシーズンです。 いつもの年であれば、彼岸の中日である明日23日頃には、例年であればストーブに火を入れたりするころとなるが、今年はそんな気候ではないようです。

大胆な講演

image 魁政経懇話会の講演会に久しぶりに出席した。 講師は国際大学教授であり、東京財団の加藤創太さんでした。 経済産業省出身です。 演題は「アベノミクスと日本の政治経済、地方経済の課題」であった。 経済予測の10年後などはほとんと無理であり、当たらない、1年後であっても難しい! 予測出来るのは人口の動態ぐらいであるが、これは経済動向とかなり密接な関係にあり、この生産人口の動向がある程度見通せるし、過去の実体を見ることに参考になることが話された。 これ意外は、どんなエコノミストの予測も当たらないと断言していた。 これは、相当勇気のある話で、多くのエコノミストの話を数多く聞いているが、これだけハッキリというのも珍しい。若手のエコノミストであることから自信があるとみた。 TPPに関しても、交渉が妥結するように見えるが、年内妥結は無理であり、日本が求める米などの農産物は除外される方向で変わりに、自動車なども除外される、アメリカ、オーストラリア、日本などは、本音として妥結をあまり急いでいないふしがあるという考えを持っていているようであった。 今後の日本経済の見通して、アメリカ、ヨーロッパ依存から、中国、韓国以外のアジア重視の方向性が期待されるとの話しであった。 一方、日本の財政面では、国債残高が1000兆円を越えている現状が、家庭内部借入経済の段階と銀行借入経済と極めて現実的比喩的たとえ話で解説してくれた。 私なんかはこうした話であれば理解できるが、あまり専門的になると理解出来ず、今回はとても良い講演会であった。 2025年度あたりに、日本経済の大きな山場があるのではないか。 そんな、予想もしていたが、余り当てにらないかも知れませんね? 日本経済と財政は、消費税増税と膨らむ支出抑制以外になく、更に、地方分権は進み、地方の知恵比べの時代になることは間違いなく、そうした方向性で考えて行かなければならない思いを強くした。 image そんな思いで、このスキー場は2025年はどうなっているだろうか?

民生委員・児童委員

全国の民生委員・児童委員は229、510人が厚生労働大臣から委嘱されているそうです。 地域の身近な相談相手として、誰もが安心して暮らせるように日々の活動をしてくれている。 それはあまり目立たない活動でありながら、実は大きな力となっていることをに、あまりに我々は理解していないように思う。 3年に一度の委嘱替えの年に今年が当たっている。 その委嘱にあたって、各市町村から推薦され、これを県の福祉審議会の推薦委員会の推薦によって厚生労働大臣に推薦し委嘱される手順となっている。 この過程で、委嘱人数を増減することが、地域の事情や、生活環境の変化などで求められることがあるようだ。 ところが、この増員にあたって、県内でわずか10人足らずの増なのに、財政の問題でなかなかはかどらず、手続きが市町村のせいなのか、どこに影響があってなのか、手続きに遅れがあるようであった。 その増員によって、一定の財政負担があるにはあるが、それがものすごい財政負担になってどうにもならないとは到底思えないのですが、財政段階の理解を売るのに時間を要しているとすれば、あまりにその制度に対しての理解不足に何となく割り切れないものがある。 この制度は、確かな歴史があり、地域住民の方々にしっかりと根づいており、信頼を得ており、これからますます求められる制度であるともっている。   お互いに、活動しやすい制度となるよう、理解し協力していくことこそ今求められるものと考えている。 少なくとも、わが村にとっては、民生・児童委員は住民としっかりと結びついた活動をしてくれており、福祉の村、地域づくりに完全に定着し信頼されている存在である。 我々はその活動を全面的にお手伝いさせていただいているし、これからもその姿勢をしっかりと引き継いでいきたいと考えている。 秋の草花がひときわ目立つようになってきた。 なぜか、この時期、紫の色が際立って見える。