大胆な講演
魁政経懇話会の講演会に久しぶりに出席した。
講師は国際大学教授であり、東京財団の加藤創太さんでした。
経済産業省出身です。
演題は「アベノミクスと日本の政治経済、地方経済の課題」であった。
経済予測の10年後などはほとんと無理であり、当たらない、1年後であっても難しい!
予測出来るのは人口の動態ぐらいであるが、これは経済動向とかなり密接な関係にあり、この生産人口の動向がある程度見通せるし、過去の実体を見ることに参考になることが話された。
これ意外は、どんなエコノミストの予測も当たらないと断言していた。
これは、相当勇気のある話で、多くのエコノミストの話を数多く聞いているが、これだけハッキリというのも珍しい。若手のエコノミストであることから自信があるとみた。
TPPに関しても、交渉が妥結するように見えるが、年内妥結は無理であり、日本が求める米などの農産物は除外される方向で変わりに、自動車なども除外される、アメリカ、オーストラリア、日本などは、本音として妥結をあまり急いでいないふしがあるという考えを持っていているようであった。
今後の日本経済の見通して、アメリカ、ヨーロッパ依存から、中国、韓国以外のアジア重視の方向性が期待されるとの話しであった。
一方、日本の財政面では、国債残高が1000兆円を越えている現状が、家庭内部借入経済の段階と銀行借入経済と極めて現実的比喩的たとえ話で解説してくれた。
私なんかはこうした話であれば理解できるが、あまり専門的になると理解出来ず、今回はとても良い講演会であった。
2025年度あたりに、日本経済の大きな山場があるのではないか。
そんな、予想もしていたが、余り当てにらないかも知れませんね?
日本経済と財政は、消費税増税と膨らむ支出抑制以外になく、更に、地方分権は進み、地方の知恵比べの時代になることは間違いなく、そうした方向性で考えて行かなければならない思いを強くした。
そんな思いで、このスキー場は2025年はどうなっているだろうか?