宅配のおはぎが届く
「なるせゆいっこの会」(会長・鈴木春一)では彼岸の中日に、おはぎを宅配してくれる。
この会は、「結」というのがかって、農作業の際に人手の足りない時代に、隣近所、親せきが手伝いあって農作業をやりくりする共同、手伝いあう、人手を貸したり借りたりする互助制度であったが、これが田植えなどの人出が一度に必要な時には、大切な制度であった。
この結を大事にしよう、お互いに助け合って生活しよう、協力し合って地域がそうした気持ちを持ち続けるようにしたいとする方々が集いボランテアグループ「ゆいっこの会」を作った。
その活動の一つとしてこの「おはぎの宅配」があり、買い物の手伝いがある。
最近は、これが機械化が進み、ほとんどなくなってしまったが、農村では隣近所がこうして助け合い、協力し合って日々の生活が営まれてきた。
一方で、昔ながらの伝統的な食事やごちそうなども、お互いに届けあいをしてきたが、生活の変化、家族構成などからそうしたことも煩わしくなってきたのかそれも次第に薄くなってきた。
こうしたことから、ご老人夫婦、ひとり暮らし老人家庭などで彼岸の中日に、ご先祖様にお供えする「おはぎ」を作るのもおっくうな場合が多く、だけれども、お彼岸にはご先祖様にあげたい、という希望も多く、この会で作って宅配を数年前から続けてきており、大変喜ばれている。
今年はおよそ100戸を超えるくらいのご家庭から希望があり、おはぎ3個とブドウを入れて届けてくれた。
対象家庭も、心配せずにお供えでき、気苦労が解消してゆっくりとしていることでしょう。
ところで、今年の彼岸は20日から26日までで、その中日が23日といううことだようです。
この中日は昼と夜の長さ、つまり日の出と日没(太陽の上縁が地平線に出た瞬間と同じく沈んだ瞬間だそうです)が等しい日といううことと思っていたら、東京では、それが9月27日なんだそうで、そうなのか今まで覚えていたのが違うのかと思ったが、あまりこだわることもなく生活していて特に困ることもないしなーと思ったところでした。
何でも一定の計算式でするとそうなるんだそうです。