越谷での葬儀は私たちが普段執り行っている葬儀とはかなり違いがあることを知った。
初めてではなかったが、戸惑いもあった。
やはり、ところが変わるとそうしたしきたりなんでしょう。
ほとんど二日間にわたってのことになり、お通夜の儀式が中心となっていた。
祭壇もかなり大がかりであり、故人の故郷をイメージした山や川、樹木、など自然を取り込んだ風景と風や雲もあしらわれていた。
そんなことを思い浮かべながら、一休禅師の「今死んだどこへも行かぬ ここにおる ここにおる たずねはするな ものはいわぬぞ」の辞世の句がおもいおこされた。
これからもこの句を時々おもいおこし兄を偲びたい。