兄とお別れ
発病して5年、かなり元気になったと一安心していたやさきの5月頃からだったらしいが、疲れがひどくなったようだとの連絡を貰った。
日課の散歩のあと、疲れた様子があるとのこと。
5年前までは病気ひとつなく、医者要らずの兄貴だったので、又回復するぐらいに思っていたのが、今回はだめだった。
好景気の日本経済のなかで、四大証券に次ぐ証券会社の副社長に就任したのが平成3年、そのとたんに、不況に見まわれ、株価暴落!その煽りを受け厳しい会社対応、その記者会見とマスコミ対応に担当副社長として連日対応、その姿をテレビでみて、田舎に帰ってこいと言いたくなるような毎日であった。
その後、その対応が一段落すると、子会社の会長になり、現役引退後は少しはゆっくりしただろうと思っていた。
ふるさと東成瀬のことについてはいつも気にかけていたし、私がこんな立場になるに当たってもいつも気にかけてもらっていた。
初出馬の選挙の時もしっかりとついていてくれた。心配だったのでしょう。
私にとっては頼りになる兄貴だった。
勿論学業も私なんかは足元にも及ばなかったし、多くの面で小さい頃から可愛がって貰った。
79歳は少し早すぎた。
9月19日に見舞ったときはすこぶる元気でこの分だと大丈夫と思っていたが、残念。
私が手術するにあたっても自分のことよりも心配されたようだった。
我が家にとっても大きなショックな出来事でした。
ゆっくりやすんでください。
さようなら。