家屋解体
いろいろな事情で家屋の解体が進んできている。
特に核家族化と高齢化が進み、それまで住んでいた住宅が空き家となるケースも随分とここ数年顕著になっている。
さらにここ数年の豪雪で空き家となっているケースがその後の対策で課題ともなっていることはわが村ばかりでなく近隣の自治体や県単位でも問題となっている。
そんな状況となる中で、わたくしの実家も家族が病を得てなくなり更には不慮の豪雪事故があったりで何とも言いようのないくらい困惑していたところに、甥までが50代で急な病気で入院したまま亡くなってしまい呆然としていた。
そんなこんなで、わたくしの実家も今後のことを甥たちや親類でじっくりと話し合って、残念でたまらないし、悲しくもありやるせない気持ちでいっぱいであるが、今後の管理を考えると致し方がないという思いになっている。
私が小学6年生の時に父親が新築したものでおよそ築60年は経過している。
当時はかなり大きな家であったし、建築材も丈夫で昭和45年の秋田県南東部地震でも壁が一部落下したがびくともしなかった。
いまだもって、まだまだ住むのには十分であり、今でも実家に行くとどこかゆっくりとする思い出多い建物であるが、そうした事情で解体せざるを得ないことになった。
このほど、ご先祖様の仏様の魂ぬき、神様のお祓いなど一連のしきたりをし近く解体することになる。
昨日は甥たちとそうした昔をしのび、わたくしの知っている限りのことを話しておいたところでした。
寂しいものですが、やむを得ないことなんでしょう。
住む集落の中でも、ここ数年でこうした家屋解体は進むような話が出ており寂しい限りです。
一方で、若い世代が住む住宅やアパートなどの要望もあるようで時代の変遷は激しいというか、変化してきているものです。