ハードな一日
研修の始まる前に、日本で言えば靖国神社に相当する「忠烈祠」を見学、丁度その施設の管理をする軍の衛士の交代式のある時間帯に行き合わせ見学、きびきびした交代式は日本ではみることのないことで、きびきびした儀式は沢山の観光客のカメラの的であった。
ついで、蒋介石総統の記念館「中世記念堂」を視察、台湾の歴史を知る機会であり、日本とのか関わり、中国本土の歴史、更には台湾の日本に対する親日関係、また、明らかにされてないことなどを知る研修になった。
このあと、日本との貿易はに関する現状を研修するために、「微風広場百貨店」でブリーズマーケットで研修、ここでは、日本人の営業部責任者である西川氏から説明と、貴重なアドバイスを頂いた。
わずか一週間位の展示イベント、売り込みをしてもものにならないこと。
ヨダレが出るくらいまで消費者に徹底させなければ、売り込みは成功しない、とのご意見であった。
また、貿易商品は港での決済で終わることを、しっかりと認識しておくべきであること。
このことは、別の機会にも聞いたことがあり納得した。
ここでは、あきたこまちも売られていたし、日本の米も沢山でまわっていた。
しかし、日本人は買わないそうだ、何故か?高いから。
桃一個が2700円もする! トマトも欲しいがなかなか入らない。野菜炒め、果物、キノコなど、かなりの時間説明を受けた。
秋田県からも売り込みには来るが、他県からすると本気度(?)がどうかな?と言葉すくなであった。
とにかく、凄い商戦のなかで勝ち抜くための第一線の活動は自信にみちあふれていた。
このあと、台湾日本人会、台北市日本工商会の局長の山本氏から全体的な台湾の日本に対する考え方をお聞きし、このあとの観光誘客に対する基本的な考え方、現状と方向などについては意見交換した。
かなり密度の濃い研修となった。
夕方になったが、世界四大博物館である、故宮博物院を研学、凄い人であった。
夜にも、台北の夜市にも拘らず足を伸ばしたが、そのエネルギーにはただただ驚くばかりであった。