鯉のぼりの季節

あちこちで鯉のぼりが一斉に上がり泳ぐようになった。 どこのうちでも、男の子が生まれると競い合うように立派な鯉のぼりをかってあげるが、その縦竿を立てるのに大難儀をする。 私の息子の当時は、長木を準備するのであるが、その長木になる杉の木を事前に準備するために、杉山を持っているうちにお願いに行って、あらかじめするりとした良さそうな杉の木を切っておいてもらっていた覚えがある。 従ってその木は重たくて、とてもとても一人で立てることなんかできるものではなく、大難儀をし、さらにその木に鯉のぼりが風によって引っかかりなんかすると、その始末に悪戦苦闘したものです。そんな苦労なんか子供たちは全く関係なく一時はしゃぎ回るが、まもなく全く関心がなくなってしまうのが常で、親たちや祖父母の満足感(?)だけに成ってしまうのが関の山であった。 その長木も我が家では使わず、スチール製のポールになりだいぶ軽くなったが、柔らかすぎてこれもまた一長一短があった。 そうこうしているうちに、子供たちも大きくなると当然のように全くあげなくなる。 そんなことを思い出しながら、先日は、孫のために鯉のぼりをあげた。 鯉のぼりも、だいぶ古くなって色あせてきてしまったが、今では家と電柱の支柱をうまく利用してロープを横に張り縦並びでなく横並びにして簡単にしている。 これだと、あまり難儀することなく泳がせておくことができて孫たちも一応喜んでくれている。 こんな風にして、子育て孫育てをしているんでしょうなー。 今度は、重たい