雪見桜

役場の裏山が部屋からよく見える。 「雪見桜」なんて言う言葉があるかどうかは知りませんが、まさしく残雪の中に桜が満開を迎えようとしている。珍しい風景ではないだろうか。 四季の移ろいをこの裏山から感じているのだが、何年前であったろうかちょうど今頃、桜が満開になったときに時ならぬ雪が降り、満開になった桜の木を雪がすっかり包み込んだことがあった。 まさかそんなことにはならないだろうが、寒暖の差が激しく、20度を超す天気になったり、急に10度以下になったりと体調の管理にはかなり気を遣わなければならない。 今日からは5月、飛び石連休の前半が終わり、3日からは後半に入る。 そうした影響もあってか、村内を歩いていると久しぶりにお会いする方々とも突然挨拶を交わすことになる。 皆さん一様に、まだ雪があるねー!といった言葉を交わすのが通例で、つい以前に満開の桜が雪で覆われ、桜の枝が折れそうになった話をすることになる。 この雪が溶けてくれないと、春の農作業も遅れてしまうし、稲の苗は順調に育っているような状況から、何とも苦悩の続く状況である。 とにかく、雪の処理についてはできることはすべて実施したつもりでおりますし、願うは天候がよく一日も早く田んぼの雪が消えて耕起作業に入れるよう願うばかりである。