好天の秋

  気持ちの良い秋晴れとなった昨日、たくさんの飛行機が飛び交い見事な飛行機雲が空に描かれていた。 朝には、近くの89才になるTじいちゃんが亡くなり火葬に向かうじいちゃんをお見送りをした。 明るく快活な方で歌もうまく、昔のお祭りの納歌などをご指導いただいたり、冗談もうまく、人気者のじいちゃんでした。 敬老会や地域の集まりなどでは、会を盛り上げるのに欠かすことのできない貴重な人材でしたし、家族思いの強い方でした。 じいちゃんが西方浄土に旅立つのを皆がお見送りしたように空からも、地域からも多くのお見送りがあり、見事な紅葉、青空とこの上ない旅立ちであるかのようでした。 安らかにお眠りください。本当にありがとうございました。 そうしたことを思いながら、家の周囲を片付けるのにも、どこか気持ちの良い天気で孫たちも外に連れ出し、好天の中で思い思いに自由に遊んでいたし、息子は車のタイヤ交換と、冬の準備に忙しかったようです。 この後、昼食をとり、妻が習っているお茶の先生のところでのALTの方々との2回目のお茶会に呼ばれていたので、これの出かけお茶を美味しくいただいた。 アメリカからの6人のALTが日本文化のお茶を楽しんでおり、次は冬のお茶会が計画されておるようで、ぜひ参加させていただきたいと思っている。 そのあと、来年秋田で開催される29回目の国民文化祭のプレイベンとして「出羽(いでは)の国の昔っこ」が村の集会施設「ゆるるん」で開催され、開会式であいさつ、じっくりと聞かせてもらった。 村からは二人の昔語り、山形、福島、岩手からも三人の語り部からおいでいただき、聞きに来てくださった方々は、200名近くにもなったのではなかったでしょうか。実に内容の濃いプレイベントとなった。 一般参加者の方も含めた交流会では、東京、福島、神奈川、などからも40名を超える参加で大いに盛りあった。 開会式では、昔語りと、方言の大事さ、後世に残したい文化の一つに、昔語りと方言をぜひ残していきたいと申し上げた。 交流会では、そうした私の考えに、驚いたことに横浜から見えられた30代のご婦人んから、母親世代は方言をどちらかというと関心がないかもしれないし、恥ずかしいといった思いもあるようだが、私たち世代は、すごく関心があるし、「かっこいい」とおっしゃるんです。 しかもぜひ残して行きたいし、特に東北の方言は優しく、気持ちが良い、どこか包み込んでくれるようで大好きであるとのことでした。 ははーそうした思いの方もおられるんだなーとつくづく考えさせられたし、これは是非残すべき文化なんだなーと改めて感じたところでした。 羽後町、美郷町、秋田市などからも県内各地からもっと来ておられたんでしょうが、お話をしたかたがただけでも、こうした反応があるのですから、結構関心のある方々が多いように感じられた。 更には、昔語りの本の出版も企画してほしいとのご意見もあったし、方言の収集、DVD化なども計画しているが、これらの出版も将来的にはこの国文祭を期に検討することも大事なように感じた。