活発な意見交換
現知事になってから提案され始められた「協働政策会議」の本年度総会が開催された。
25市町村になって秋田県と市町村が協働でできる政策を出し合って、推進しようとする会議である。
その意義については理解できるが、なかなか具体的な政策が出てこなかったが、少しずつ県と市町村から提案されてくるようになった。
課題は同じであっても、県と市町村では立場も違うし、対象は同じ県民でありながら、微妙な意識の違いがあるのも止むおえないことかもしれません。
しかし、その違いを解消しつつ、施策を展開することは大事なことでありましょう。
今回もそうした意識のずれが少しずつ解消されつつあるのか、活発な意見交換がなされた。
私からも、県際観光と交流人口の拡大さらにはそのための交通アクセスの整備の重要性について、隣県との協議機関設立に向けての県としての指導と協力を提案させていただいた。
これに対し、知事からは交流人口の拡大は重要な県政課題であり努力すること、スポーツ観光部長からも、その必要性については十分認識しておるとの回答であった。
また、地域包括医療と福祉対策の推進ついては、その中心になるのが医師確保であり、そのための具体的な対応策を県に求めたところでしたが、これまでの考え方を出るものではなく、物足りない感じがしたが、これまた難しい問題であることは承知しているものの、それだけでは地域包括医療福祉の充実は、時間を要する課題であろうと思った。
医師確保の問題、新規企業立地、再生エネルギーと農地利活用、ラジオ難聴対策については5月のこの会議で提案したところでしたが、国においてはかなり具体的に対策が取られようとしているが、県においてはこれから具体的に貯砂する方向で検討するとのことであった。このほか難病対策、など幅広い分野での意見交換がなされた。
もちろん、県の幹部との意見交換会もあり、個別の課題についても、村の実情と状況を申し上げしっかりと説明し、ご協力を願ったところでした。
これが大事なんです。
この後グランドオープンした県立美術館を見せていただいた。
藤田嗣治画伯の秋田の祭り大壁画が移転展示され、圧倒された。旧館にあった展示内容とは違った全く初めての作品も鑑賞することができた。
あの大作がたったの15日間で完成したことを初めて知った。
また、安藤忠雄氏設計の新美術館の素晴らしさと2階のロビーからの水面越しの旧館とお堀、県民会館の眺望のすばらしさにしばし見とれてしまった。
安藤氏の建築は、今年四国松山でも見たがやはり素晴らしいものであった。