峠を越えて仙北道踏査
仙北道の踏査は1年交代で東成瀬ルートと胆沢ルートから踏査をしている。今年は、胆沢ルートから25名が参加して行われた。
かなりの暑さで、いかに山の中とはいえ体力の消耗もかなりであっただろうと思う。数年前にこちら側から挑戦し、皆さんのご協力で何とか踏破した経験からすると、それはかなりの行程であったことが思い起こされる。
それに加えて、今年は朝の内から、東の空を望むと、雲行きが怪しく、心配していた。
朝の9時にはパークゴルフ場であいさつの要請があり、出かけていると、ちょっと異常な暑さと、雨模様の天気が気になっていた。
案の定、午後には雷が遠くから聞こえてきたし、どうも雨模様が本格的になった。
昨日の日程は、この踏査体を迎える歓迎会での挨拶もあり、予定していた田沢湖芸術村での観劇のご招待を時間的に無理があり、やむを得ず失礼ながら御断りを入れたところでした。
ところが、この踏査隊から午後の3時過ぎに連絡が入ったようで、土砂降りで行程が少し遅れそうであるとのこと。
やっぱりそうか、どこまで来たのだろうか、渡河する場所が数か所あり、川が増水しないか、渡ることができるだろうかと心配した。
約1時間30分ぐらいの遅れで、無事全員到着してくれた。皆さんびしょ濡れで気持ちが悪かったでしょうが、温泉に入っていただき汗を流して、すっきりしたところで、歓迎会ということになった。
参加者の中には、5年生の男の子も元気に踏破した、一緒のおじいちゃんも、よく頑張ったと誇らしげに孫をやさしく見つめていた。
もう一度挑戦をしたいと思っているが、どうも私の感じでは、こちら側のルートよりは胆沢ルートが厳しいようであるように思う。
いずれ、胆沢ルートからもと思うが、体力的にどうかなー。少しずつ体力をつけ、鍛えておきたいと思う。
あの、歩き終えたときの充実感、満足感、途中の景色、いろいろ教えられながらの山行きはこたえられない。
日本で最も美しいい村連合加盟の選定事由の一つであるこの「仙北道」は、維持管理をこの両地域の守る会の皆さんのご協力で復活した経緯から、これからも、この方々との連携をしっかりと取り、協力支援していかなければならないと思う。
特に、会員の高齢化は現実問題であり維持管理も危惧されるとしておられた。そうしたことを胆沢地区愛宕地域振興会長さんは真剣に悩んでおられた。
市からの具体的な支援はあまりないようで、少し考えさせられることではあった。