連休をゆっくり

3連休、一日は職員の結婚披露宴で過ごした。 二日間は所要があって山形鶴岡での親せきとの打ち合わせがあって出かけた。 そのついでに、ゆっくり行ったことのない飛島に行ってみようということで急きょフエリーに乗った。あいにくの雨模様で相当の揺れを覚悟したが、双胴船であったせいかあまり揺れも少なく快適であった。 晴れた日は鳥海山、寒風山がよく見え、天気の良い日は佐渡も見えるそうです。所要時間75分は短い船の運航時間で、間もなくついた。釣りをするような天候でもなく、海を見ながらゆっくりとした。 飛島は台形状の島で、宿にある本や資料などを見ていると、島の歴史などがあり、6,000年から12,000年前にさかのぼり、洞窟には古代の人骨もあるという。さらに著名な文人墨客が島を訪れ、人間国宝の一番に指定された歌人の鹿児島壽蔵が詠んだ「鳥海山の山すそかすむ海のうへかぎりも知らに秀波(ほなみ)たちみゆ」の歌碑などもあった。 特に、島の成り立ちには科学的なものやら伝承などたくさんあってとても面白かった。 一夜明けた朝は雲間から朝日も昇りほっとした。というのも前夜にあまりに強い雨があり、方々で気象警報が出る状況で、船が出なかったらどうしようと心配であったがだいじょうぶでほっとした。 晴れた海は、私どものように山から行くととってもゆっくりとした気分になり、リフレッシュする。 出航までの時間もあり、朝のうちに約1時間以上も散歩をし、先ほどの洞窟があることや、鼻戸崎展望台、歌碑などをゆっくりと散策することができた。 港では、名物のトビウオが旬で大漁の作業をしている様子なども見ることができた。 何よりもぼやーっと海を眺めることができて、とてもゆっくりすることができた。 帰りの最上川はものすごい濁流で、名物の最上川舟下りも中止とのこと、氾濫したらどうするだろうと思わずにいられなかった。 戸沢村では韓国の商品が主流の道の駅がありこれまた珍しい趣向である。酒田港でのグルメどんぶり、海産物の数々、それぞれ工夫を凝らした商売にも感心した。 酒田では、わが村で講演もしてくれた泉椿魚氏がプロデユースした相馬楼も二度目であったが寄ってきた、最初の頃よりは工夫が凝らされており、説明も加えられ、入込状況も繁盛しているようで、文字どうり紅花色をした半畳の畳「繁盛畳」やリニューアルした色合い、芸子さんの踊り、お茶、竹久夢二館、建造物、など見事に復活した感があった。 泉氏は現在弘前に滞在中で、その前は男鹿半島に約3年ぐらい滞在、その男鹿では今、海フエスタが開会、氏であったらどんな感想を持つだろうかなどと思ってしまった。 ゆっくりとした二日間でした。