第3セクターの総会
村が筆頭株主になっている会社が2つある。
秋田栗駒リゾート株式会社と栗駒開発株式会社であり、その総会が昨日開催され、無事総会を終えることができた。
秋田栗駒リゾート株式会社は22回目の総会で、創立当初から5期ぐらいは、バブル経済の影響もあってか、スキー客もうなぎ昇りで、それいけどんどんの経営状況であって、黒字決算を計上してきたが、バブル経済破たんと同時に、一気に入込客が減少し、加えてスキー客も激減、その経営は誠に苦しく、悪化の一途をたどり、10期以上にわたって赤字決算を計上してきた。
今回は昨年からの、経費削減と営業強化、原価見直しなどでやっと黒字決算を単年度達成することができた。
この方向を維持しつつ、恒常的になるよう努力をしなければならないと考えているところである。
この要因には東京電力からの風評被害補償などもありやっとのことで黒字決算となったが、村からの指定管理者制度による委託費もあり、今後どう継続的にそうした対策が取られるか具体的に考えていかなければならないと思っている。
もう一つの栗駒開発株式会社は、27回目の総会を数える会社で、温泉のなかったわが村に、いろいろないきさつがある中で、湧出量推定毎分数千リットルという温泉が流れ出ている、栗駒国定公園の須川温泉からの分湯を可能にしてくれた、岩手県の須川高原温泉(株)の今は亡き社長のご厚意により設立した対等出資の会社で、相互信頼の上の会社で、今なおその意思に沿って、温泉経営ができている会社である。
厳しい自然環境でありながら、その豊かな環境が首都圏を中心にしたお客さんから好評で、結構な集客があり、良い成績を残している。
こうした環境下で、二つの会社もなんとか、雇用の場となり、地場産品の供給の場であり、物産の販売にも大きく貢献しているものと感じている。
株主さん方のご理解をいただきながら、相互信頼のもと会社経営をしっかりと継続して参らなければならない思いを、株主総会で改めて感じているところです。
昨日は、こうした総会の合間に、交通安全と火災予防の事故防止活動をしてくださる婦人組織の総会もあり、普段からの活動に感謝をし、さらにこれからの活動に対してお願いを申し上げたところでした。
こうした事故防止は、家庭の主婦であるご婦人方からの呼びかけ、声掛けが最も効果的であると考えているし、実際あるゆる場面でそうした意識が必要であることをあいさつで申し上げたところでした。
移動途中の空の雲は、入道雲で、夏本番みたいな感じでした。