釧路湿原などで研修

image image image 山村振興ブロック会議の二日目は、朝早くから釧路湿原、釧路漁港施設、米町ふるさと館、釧路漁港が見渡せる公園、石川啄木歌碑、高浜虚子句碑など北の町の自然、文化、産業など極めて広い分野について棚野白糠町長さんのご案内をいただきながら研修した。 釧路湿原には実際に入る時間もなく残念であったが、全貌から推察すると、私が考えていた湿原とは全くちがったかんじであった。 それもそのはずで、湿原に入るには、厳しい規制があり、15分ぐらい車を降りてから時間を要し、またの機会にしてくださいとのことで納得。 全貌から推測しても、広大な面積でありちょっと立ち寄って見ようかと言った湿原ではない。 雄阿寒岳、雌阿寒岳が珍しいくらいだそうですがくっきりと見えました。 次の施設はそれこそいい時代に整備したようで、今ではとても考えられないような素晴らしい売り場と観光物産館であった、天気予報などでよく紹介バック画面にでてくるしせつだそうです。 米町ふるさと館は明治時代の建立で、当時の商家が保存されていた、懐かしく感じたし、米、塩、魚類日常生活などを取り扱っていた様子がよく理解できた。 この施設から目と鼻の先にある公園や歌碑、句碑のある公園は、遠い内地に思いを馳せた人びとの心が伝わってくるようであった。 この研修では、白糠町長さんのバイオマス発電にかける意気込みがひしひしと伝わってきた。 それは、北海道開拓歴史の苦難と経過からしても、不毛の土地を何とか活用しようとする構想、時代は自然エネルギーの時代であることが根底にあった。 その原材料として成長がきわめて早い優れもののアメリカ柳を植栽していること、そのチップがバイオマス発電のみならず畜産農家にも大きな需要があることが、熱い言葉として一貫して発信されていたことである。 この考えには、大規模農家が置かれている現状の厳しさと、裕福な農家ほど大規模ではなく、こじんまりとした経営をしており、昭和、平成の未合併町、村が財政的にもしっかりしていることなとを例をあげて述べておられた。 釧路市と隣接していてもおよそ1時間近くもかかり、近くには大規模工業団地もあった。それも製紙工場、魚貝類、畜産の食品工場もあるようであった。 植林なとの林業活性化、未利用地活用などをバイオマス、畜産にリンクさせていけたら、素晴らしいものである。 ちまちました構想とは違う、新たな発想に感銘し、心を 打たれ、刺激も受けた。翻って我が村ではどうするか? 林業の活性化は必ず時代が求めていると思っているし、これまでも積極的に取り組んできたがより重要であるとかんがえている。 その対策には雇用と合わせて努力したいものである。 国でも、新たな動きがこうした研修を受けて取り組むのではないかと期待したいし、あるようにも感じた。 外にでて研修すると刺激を受けて、とても新鮮な気持ちになる。 ただそれだけではいけませんよ!と自分自身に言い聞かせなければなりません。image