腹八分目

健啖家の人たちと食事をご一緒するとうらやましくなってくる。 仕事柄、食事の機会も多い。 そんな場面で、健康な方々の多くが健啖家が多い、しかも食事に関する知識も豊富で、食事そのものが話題の中心になることも多く、話しながらそのはし使いもすごいものがある。 もともと食事は好きであったし、それなりに多くのごちそうも食べてきたし、関心はある。 しかしながら、そうした方々と比べると食は細い方であったような気がするし、体重も比較的安定し、検診なんかでも少し細めに属していた。 それでも、健啖家の方々との食事ではうらやましく感じていた。 ところが一昨年の病を得てからは、その食事が特段に少なくなり、しかも食べ過ぎると途端に調子が悪くなってしまう、医師からはゆっくりと噛み、食事の量も無理をせず少しずつ増やしていくようにとのことで、気を付けているのであるが、会食などではついつい箸が早まってしまう。 最近は、家族から、特に女房からは強く注意されるが、それをありがたいと思えばよいものを「なに、わかっている!」とやってしまう。 そんなこんなで日々を過ごしているが、先日新聞広告で、著名な方々の対談で、「腹八分目」から「腹七分目」がより健康に良い、しかも、ある程度の食事をしていると、バランスの良い食事さえを心掛ければ、かえって少ない方が私の場合良いように感じた。 昔から腹八分目と言っていたが、やはり、ここは七分目がよいように思ってる。 昨日も、相馬まで出かけたが、その途中食事やお酒もあったが、じっと我慢をし、腹八分目を心掛けたら誠に調子が良いのである。 自分の形を作らなければならないのだろう。 いつまで続くかわからないが、自分の体であるから、自分しかわからないのであり、自分の形を早く作らなければならないと思っている。