政治情勢講演
■理事会の模様
■講演する泉宏氏
私は始めての講師でしたが、政治情勢を的確に判断するための長い政治記者経験を通して築き上げた、予め予想される政治日程と既に決定されている日程を書き込んだ一枚物のメモ帳を元に、時々に変わる日程を追加しながら次に予想されること、決まったことなどを参考に取材をしているとのこと。
この習慣は時の総理大臣となった竹下登総理からおしえられたそうで、今も大いに参考になっているし、先日の甘利大臣の辞任記者会見にしてもそれこそかなりの記者会見に詰めかけた記者や政府関係者中でも数人を除いて全く予想されなかったことで、会場全体がえー!と驚きで一杯であったとのこと。
そう言えば、前日に著名な政治評論家の話しとして私が聞いた話では、TPPの署名に出張した翌日であると確定的に話しておられたとのことで、ちょっと違ったなーぐらいに考えていたが、あらゆる情報に精通した記者としての情報網があるんだなーと感じた。
今回の講師は、時事通信の政治記者として長く勤め歴代総理の担当記者として経験、多くの後輩を持つ泉宏氏で先程の日程表も大いに参考になったし、最近の目まぐるしく変わる政治・経済情勢からして、野党の言う4月24日の衆議院解散総選挙は考えられない。
現在の勢力分野からしてまた、安部総理は現実的な政治家であり無理はしないだろうし、
それこそ今後の日程を慎重に検討すると、そんなことはほとんどないだろうとのみかたであった。
納得するところであるが、総理の専権事項に解散権は、分かりませんが予断を許さないところです。
講師は、生まれも育ちも永田町と麹町であり、子供頃から周辺には遊び場があったそうで、妙に生々しい講演内容であった。
また聴きたい講師の一人ではあります。
一方、経済、金融対策の混乱は、今後地方財政にもかなりの影響があるであろうし、補正予算をどうするか、アベノミクスは失敗ということになりかねない。
これからが大きな山場になってくる。