組織の力

昨日は先月行われた第一生命株式会社の主催の「保健文化賞」の受賞記念祝賀会を、歴代の役員さん方を中心にご案内を申し上げましたところ、16名の方々が出席してくださいました。 この方々がこの栄えある受賞の立役者さんがたであり、心から御礼を申し上げたいと存じます。 最高齢の役員さん経験者はもう90歳になられましたが、元気に出席してくださいました。 これまでの経験、結核検診などの呼びかけを積極的になさってくださり、常に検診率が秋田県ではトップを維持し、全国でも極めて高い受診率でありましたし、その呼びかけの仕方など苦労話に花を咲かせておりました。 なんと言っても、その地域ごとに地域特性があり、住民の方々の意識にはかなりの差があり、多くの苦労があったものと思われます。 それに加えて、近年は結核検診のみならず、がん検診、成人病検診などあらゆる検診が加わり、その煩雑さは大変なものがあったことと思っています。 まさしく、ボランテア活動であり、村の各家庭の主婦を中心にした組織は極めて強固であり、しっっかりと地域に根ざした活動として代々引き継がれてきた伝統的な組織でもありました。 その意識は高く、健診に関してばかりでなく、食生活改善にも積極的に関わっており、その活動範囲は広がっております。 そうした活動が認められての保健文化賞の受賞は結核予防婦人会のみならず、村の名誉であり誇りでもありました。 ありがとうございました。 この受賞祝賀会の後、これまた地域の消防団幹部会が夕方からあり、仕事終えてからの幹部会にも、これまた極めて出席率が良く、ほぼ全員が出席しての、今冬の消防防災、出初め式の細かな打ち合わせを行っていただきました。 出初め式では、消防団としては名誉な「傘頭綬」が授与されることになったようで、消防組織としてますます励みになることと思われます。 私たちが安全に安心して生活できるのも、こうした組織や多くの方々のご協力で成り立っていることを常に忘れていてはならないことと思っています。 皆さんありがとうございます。

自殺予防の研修

自殺者が年々増加傾向にあることから住民の方々が自主的にその予防のために何をすべきか、何ができるか、そうした事態になる前の相談活動ができないかなどを勉強しあって、地域からそうした悲しい自死者が出ないようにしようと、組織を作って5年目になります。 その組織「東成瀬村のぞみの会」が今年の集会「東成瀬村いのちを考える集い」をゆるるんで開催した。 この集いにはわたくしも必ず出席してご挨拶をさせていただいている。 今年は、先日の長野県小谷村を中心にした地震災害で震度6弱ながら、ひとりの事故死者が出なかったことの要因に、隣近所の結びつき、声掛け、助け合いなどコミュニティ活動によることが大きかったといわれている。 これは、自殺予防にも言えることであり、普段から地域との結びつき、声掛け、協働、助け合いの精神など昔からの向こう三軒両隣がつねに声を掛け合い、お付き合いを大事にしていることにより多くの問題が解決できるのではないかと考えていることを申し上げさせていただいた。 これから、厳しい本格的な冬を迎えますが、お互いの協力し合って悲しい事故につながらないようにご協力をお願いしたところでした。 この集いの後には、広域圏組合の臨時議会があって中座してしまったが、岩手医科大学の佐々木亮平氏(保健師)さんの「はまってけらいん、かだってけらいん(集まって語りましょう)」と題しての講演はとても現実的なお話であり、軽妙、軽快、明るく集まった人々を暖かく包み込む話でとても楽しく聞くことができた。 この後、翼tasukuさんのギターによる弾き語りは、皆さんに感度を与えてくださったようでしたが、会議のため中座してしまいとても残念でした。