カテゴリー別アーカイブ: 芸術・文化

南陽市の文化施設

image image image image image image image image 東北・北海道ブロックの市町村職員退職手当組合事業の総会が山形県上山市で開かれ、総会後の昨日は隣の南陽市の話題になっている文化会館を視察した。 外観は特に特徴はなかったが、一旦中に入ると、どーんと杉材を活用した修正材であろう柱によってまず圧倒された。しかもその木材の何とも言われない香りが漂い、ホッとさせられる 。 更に、コンサートホールに案内されると、そこはまた一段と落ち着いた色調とゆったりとした木質の椅子、全体が木材に拘った内装と天上部を支える木材による構造は、相当な強い信念を持った構想のもとに実現した施設であろうと感じた。 総工費は64億円!約半分は林野庁の木材活用施設として 補助金が投入されたとのこと。 最近の交付金制度は、交付率がよく理解できないことからすると手続きが面倒でも遥かにしっかりとしていることからするとこの方が良いように感じた。 この会館には、調理実習室、子ども達が木材活用によって遊べる児童施設、会議、更に小ホールなどもあった。 これらは災害時の避難場所ともなるとのことであった。 ギネスブックに登録になるには月に最低4回以上のコンサートや大ホールを使ってのイベントを行うことなどの 条件あるが、これらを全てクリアしていることなどもあり、大変な好評で著名なアーティストが公演を企画し好評なようで、音質、客席(1400席、幼児用の特別室14席)、設備、舞台装置等なども絶賛で、来年のスケジュールなども既に確定しているものも多いとお聞きした。 どうせやるならこれくらいの規模と構想の上で計画すべきことになるのだろうか。因みに、計画実行した首長さんは完成したあとの選挙では残念な結果であったとか。わかりませんなー? とにかく世界最大の木造コンサートホールとしてギネスブックに登録されていることは素晴らしいことではないですか。 この施設のあと日本三大熊野神社である、宮内熊野神社を参拝した。 熊野三山、信州熊野神社、と南陽市の宮内熊野神社が日本三大熊野となっていることも知った。 三羽のウサギが彫り物に隠し彫りされていることと、ウサギが縁結びの神様として祀られており、多くの善男善女の参拝が多いそうです。

28年度部落長、行政協力員会議

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(説明する職員)
 
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(会議に参加した部落長さんたち)
年に2回開催されている部落長、自治会長、行政協力員会議を開催した。 案内したほとんどの方々が出席して下さいまして、それぞれの地域の課題や解決すべき要望などを率直に話し合い、これからの行政運営に役立てていくことにした。 事前に要望事項を提出していただき、その要望に基づき具体的な対応を担当課長が説明するとともに、現地を実際に調査すべき事項については、日程を調整して合同で調査をすることにした。 また、新年度に入って村の新たな施策、事業などをそれぞれぞれの所管課長が説明し、地域の方々に対して指導連絡をしていただくようにもお願い申し上げたところでした。 かなり細やかな事業や要望事項もあり、すぐにでも解決できるような内容もあり、迅速に対応するように職員にも徹底してもらうようにしたいと思っているところです。 そんな中で、集落の思いとは別に、より現実的な課題も見えてきているのも事実であるように感じた。 そこいら辺をどう具体化するか?女性が活躍する時代、女性が集落の中で当然のことながら重要な役割を担っている現実、しかもその女性が活動するに当たって必要な施設整備、などとともに、地域の伝統行事で、継承すべき必要不可欠な技術の伝承をどのようにして後継者を育てていくのか、もう計画的にその対応が求められておりながら手つかずにいるのも課題であると感じている。 例えば、トイレの課題、祭典における一定程度長さも太さも求められる鳥居につるされるしめ縄作りなども考えられる。 なんとも思っていないこうした伝統行事におけるしきたり作法などをしっかりと伝えていく必要性も行政とは別に集落でも考えなければならないだろうと感じた。 もちろん、公共で整備できないにしても手伝うことができないのか、今後の課題として検討したいものである。

読み聞かせ「つくしんぼ」

image (イタン君の英語での読み聞かせ) image (熱心に聞き入る子供達) 読み聞かせグループ「つくしんぼ(代表・岡光)」は、定期的に土曜日に児童館で読み聞かせの活動を展開してくれている。 活動は児童館ばかりではなく小学校、中学校、老人施設など幅広い年代を対象に行ってくれている。 そのせいなのか、児童生徒の読書や読み聞かせに対する関心は高いと関係者は述べてくれている。 昨日もいろいろな工夫をしてくれているようで、子供たちもしっかりと落ち着いて聞き、集中していましたし、とても楽しそうでした。 工夫の一つには、ALTのイタン君と羽後町のALTも参加して、英語での読み聞かせをしてくれていました。 こうした形で子供の頃から「国語」での読み聞かせのほかに英語を実際に体験し、挨拶などが出来ることはこれからもとても大事な方向であると感じたところでした。

イチリンソウなども咲き出す

DSC_0445[1] DSC_0423[1] 連休中なのに天気もあまりよくなく外に出かけるにはちょっと思いとどまっている。 昨日は孫の野球練習につきあっていたが、寒くて大変だった。 しかし子供たちは雨も降る中、スライデングや牽制球に対する指導、ポジションごとにタッチプレー、バッテングなど結構ハードな練習をこなしていた。 終わってから庭を見回っていたらイチリンソウ等の山野草が咲き出していた。 そうこうしているうちに隣町で、押し絵の展示があることに気づき、慌てて出かけたら、もうしまい出していて一部を見ることができた。 個人宅での展示で、これは宝物だなーとつくづく感じた次第でした。 旧家の佇まいである「佐々寅」さん所有の押し絵作品で、保存状態もよく見事なものでした。しかも人形そのものが全て厚みがあって躍動感があり、遅れて会場に行ったのが悔やまれた。 来年の楽しみにしたい。 会場でお会いした元町長さんとお会いし、久しぶりに話を聞くことができとても楽しかった。 趣味も豊富で知識もあり、広範な分野からのご意見を聞くことができ心も軽やかになり、またの機会を楽しみにしたい。 とにかく、幅広い分野からの考え方ができる方で、その考え方は嫌みがなく全て行動に移すことはできなくとも、参考にはなる意見も多い方であると思っている。 貴重な方ではあることには間違いはありません。 いわゆる「育ち」なんでしょうかねー。

歴史作家の講演

image (講演する林順治さん) image image 同級生の歴史作家である林順治さんの講演会が横手市雄物川コミュニティセンターホールで開催されるという連絡をもらいでかけた。 林さんは現在東京に住んでおられるが、出版社を退職後は精力的な作家活動をしておられる。出版著書も私の知るところだけでも20以上を数え、しかもその著書も全て力作というか膨大な参考文献をもとにしておりしかも資料を駆使した内容であることから、大作である。 私にとっては正直なところ非常に難解な内容である。 今回出版された「エミシはなぜ天皇に差別されたか」~前九年の役と後三年の役~を中心にした講演であった。 郷土に関係ある歴史小説であり、会場にはたくさんの友人や同級生、歴史に関心ある方々が参加しておられた。 歴史を教科書から学ぶことも大事であるが、違った視点から見直し、自ら考え、研究していく姿勢の大事さを強調されていた。 氏の著書は、必ずしも学会やマスコミから認知されてはおらないが、歴史のなかで、曖昧な学説、判然としない分野での歴史感を述べていることであり、今後もそうした課題に積極的に著作活動に取り組んでいきたいという強い意思が示されていた。 難解な課題の小説でありながらも、氏が述べられていたような視点から歴史を見ると参考になるものであり、単なる暗記をしての歴史ではなく、考え方、見方で新しい歴史感が作られていく。 しかも、今回の副題にある内容は我々にとっても身近な歴史であり、我が村にももしかしたらか関わりのある事実があるのではないかと関心もあった。 雄物川やこの地域全体の地名、山、川と流れ、名字、それに戦略的地形、など多彩な分野に発展していくことによって、深みが増していくことも良く理解できた。 我が村の「仙北道」と古墳、遺跡、などにも関心があったし、その一部には触れられておった。