(小中学校共同のキバナコスモス種まき作業)
村議会会の6月議会が再開された。
議会には27年度事業の会計決算により予算の整理などの専決処分案件の報告と税制改正による税条例の専決処分案件などを提案し、さらには28年度予算の補正予算案、成瀬ダム事業用地の財産処分契約案件など合計13案件を提案させていただいている。
予算案などは明日の予算特別委員会で慎重に審議されることになっている。
本日の開会では各委員会からの報告があったが、特に議会運営委員会からは、議会改革の一環であることと思いますが一般質問の質問と答弁についてのあり方について検討がなされたようで、かねてから再質問の際に、質問が広範にわたって数項目になると答弁する立場のものからすると、あらかじめ質問内容が事前に分かっておれば明快にお答えすることができるものの、その場で直ちに数項目に渡っての答弁はなかなか難しく、しかも答弁漏れなどがあってはお互いに一般質問の趣旨にもそぐわないことにもなりかねず、次回の9月議会からは一問一答方式にしたいとの報告があった。多いに歓迎したい。
行政報告では、知事による東南アジアのトップセールスが6月下旬から7月初旬にかけてシンガポールなどで行われることになっており、これに村の「羽後の国フアーム」も参加することから村としても積極的にこれに参加し、村の産品販売拡大に向けてのよい機会ととらえて参加することとした。
更に、熊本地震の被災地の隣県である福岡県八女市星野村での日本で最も美しい村連合の総会の席上加盟町村の二つの村から、支援に対する御礼があったことを紹介した。
このほか今日は小中学校でキバナコスモスの種まきが行われて、総出で作業に頑張ってくれたようです。
この模様は、魁新報の本社のNIE推進本部(NewspaperIn Educatin)「教育に新聞を」という英語の頭文字を取った部署での取材があったようです。新聞を学校の授業などに役立てようという活動だそうで、とても大事なことであり、最近新聞離れが危惧されている折から、まずは親が新聞を読むことから子供にも新聞を読む、見るというそうした習慣をつけさせることは、ネット社会の時代とはいえ大事なことではないだろうかと感じている。子供たち中心の記事が新聞に登場することによって親近感がわくであろうし、実際、我が家でも自分たちの家族やよその家族が新聞記事に載ったりすると関心を持ってみることからもうかがい知ることができる。子供も向けの新聞記事にはとても興味を持つことは事実である。 



(東成瀬小学校の絵)

先日日刊紙に「困窮児童の学力支援」の見出しの記事があった。
ぜんこくがくりょく・学習状況調査の成績が低かった全国の公立小中学校計約1000校に、学習支援を行う専任教員やカウンセラーを増員配置することを決めた。家庭の経済力による学力格差を解消するためで、来年度予算の概算要求な関連経費を盛り込む。との内容であった。
更に、小6と中3を対象に実施した学力テストの際、児童生徒の保護者約4万人の所得や学歴などを併せて調査した。その結果、応用力を測る小6の算数bでは、家庭の年収(税込み)1500万円以上の児童の平均点正答率は、71・5%だったが、200万円未満の児童は45・7%にとどまるなど、定収入の家庭ほど学力が低い傾向が見られた。
そんな調査もしたのかと思って記事を読んだのですがその反面何か違和感を覚えた。
その対策は結構であるし、教員やカウンセラーの配置も結構なことであるが、家庭の年収によっても確かに関連性はあるかもしれませんが、翻って我が村の家庭の収入を考えたとき、果たしてそんなに高額の収入家庭がどれだけあるだろうか、疑問に感じた。
この学力問題はそんなところにあるのかどうなのか?
少人数学級の具体化とか教員配置の充実などを違った視点からの検討がより求められているのではないだろうか?
教員やカウンセラーの充実配置、は大賛成であると同時に現場からの声が反映されるような議論が必要に感じた次第でした。