カテゴリー別アーカイブ: 医療

チャレンジデーの一日

image image image (天橋立の朝日、約8千本の黒松で宮津湾と阿蘇海を隔てる) image image (日本三大文殊の智恩寺) 朝のラジオ体操から始まり、ワラビ畑でワラビを取り、デンバーの日本館・本間館長に記念事業パーティーのお祝いと私への祝意にお礼のメールを送信して、慌ただしく日本で最も美しい村連合の総会、戦略会議に向けて秋田空港から伊丹空港経由で京都府伊根町へ。 前泊地の天橋立町に午後5時30分着。同宿する長野県高山村、木曽町、静岡県松崎町、高知県本山町、企業メンバーのグラムスリー代表、それに連合発足から資格委員の佐藤熊本大学教授さんがたと、夕食をとりながら実に4時間近くの食事となった。 いつものことながら、この時間が物凄く貴重であり、参考になる。特に佐藤教授は幅広い見識・意見をお持ちの方で、美しい村連合の意義、方向、目指すべき考え方、歴史、人口問題、交流のあり方、リゾートの語源、文化、温泉、フオッサマグマ、地場、宗教、などなど実に広範であり、いろんな機会に紹介したいこともあった。丹後半島の夜は味わいのある夜となった。 ところでチャレンジデーの本村参加率は92・5という凄い参加率!村外から働きに来ている方や地域ごとの参加率が高かったようです。対戦団体の青森県新郷村は102・1で残念ながらまたまた惜敗ですが、皆さんの参加に感謝しこれかもスポーツで健康な地域作りにガンバロウ!

村の診療所開設責任

image image image 全国国保地域医療学会の開設者サミットが私の役割、前段では保健師の発表が落ち着いてしっかりと無事に発表することができてホッと一息、私が心配することもないわけですが。 サミットでは、医師確保、行政の役割、福祉を含む地域包括医療・ケアを全国の都市へ、「連携と協働」が新たな目標として示されたように感じた。 この発表では大森病院の小野院長が宿題発表をし、極めて具体的な発表内容で会場は熱気が高く、感動的でもあった。 行政の協力、理解を求める声もあったが、私からすると、どうして住民の為になる医療現場を理解しないことが不思議でならない。 医療機関と行政である福祉と保健師、看護師、社会福祉協議会と同時に各種団体の連携がますます大事であることを確認できた。 現場主義の大切さを改めて感じたところでした。 この学会の創設者の一人でもある、広島県みつぎ病院の山口先生の特別発言で、保健師はデスクワークよりも、住民に出来るだけ接し以後の対策をとるべきであるとするのみならず、具体的な活動を求めてまた。

地域医療を考える

image image image image 第53回全国国保地域医療学会が、島根県松江市で開かれている。 地域医療と福祉を包括的に推進しようとする趣旨がこの学会の目的であると理解し参加しているし、地域医療と福祉のあり方を包括的に推進することは、合理的であり住民にとっても最も求められている施策であるものと考えている。 それだけにいろいろな課題もあり、それぞれの立場の役割には苦悩も多いことにもなる。 これに具体的にどう立ち向かうか、解決の方向をどう見いだしていくか、そうした課題を研究するきっかけにもなる学会でもある。 今年は、そうした趣旨に基づき診療所の看護士と民生課の保健師が仕事の合間に課題設定した研究結果を発表することになっている。 大きな学会での発表であり当然会場からは質問もありかなり緊張することであるが、普段の業務と違ったある意味では、晴れ舞台でもあり、頑張って欲しいし、本人たちにとっても良い経験になることであると思う。 こうした目的意識を持った業務執行がどの職場でも求められものではないかと考えている。 この学会のみならず、どの職域でも是非積極的に参加してほしいと願っているし、期待もしているとろです。

地域包括医療

地域医療とりわけ国民健康保険加入者の多い地方の医療機関の持つ役割は、医療現場と行政の保健福祉が地域全体で関わり、総合的に包括的に連携しながら進める必要性のある重要な「地域包括医療」が求められている。 現在この趣旨に沿った事業が全国的に国保医療機関(村の場合国保診療所)と役場の民生課の保健師を中心にした組織と介護保険担当、国保担当などが連携して推進しているところです。 具体的に何をどのようにしてと言われると説明しにくい面もありますが、現在進めている住民の介護保険や検診事業、予防接種、栄養指導、などすべての住民に係る健康事業、医療事業が多かれ少なかれ連携して機能的に進めるようになってきていると理解してよいだろうと思っている。 そうした試みが、診療所、民生課の職員を中心にしてそれぞれの課題を設定し、解決するための研究をし、発表しあい研鑽している。 その発表の場である平成25年度秋田県国民健康保険診療施設協議会研修会(ミニ学会)が横手市大森病院と高齢者福祉センターを会場にして開催された。 数年前には東成瀬村でも開催されており、会場を持ち回りで実施している。 今年は、村からも看護師から一題、保健師が一題の二つが発表された。 保健師からの「マシーントレーニングの実施効果」と題しての発表で、それの効果についての事例であった、発表に対し参加者から研究成果に対し意見、具体的な問題点などが出されれていた。 看護師からは「常勤医がおらない診療所の機能を果たす取り組み」の研究成果が発表された。医師不在とともに薬局も閉鎖され、院内処方が余儀なくなり、およそ900種類に及ぶ調剤と管理が看護師の負担となったことや、診療体制にあたっては、およそ25名近い医師の交代体制で約1年乗り切るための診療体制の住民周知、患者さん方の選別、患者輸送車の配車体制の設定など、ご協力いただいたお医者さん方との調整などそれはそれは大変な事態に即応した状況などが発表された。 これに対しても、医師不足からくる問題点が大きなかだいとしてしめされたことであり、私自身の医師確保ができなかった責任を図らずも露呈した形で、申し訳なくも、恥ずかしいような思いでいっぱいであった。 これらの発表は、一部内容は違うようですが、来る10月初旬の島根県での全国国保診療施設医療学会で発表されることになっている。 こうした全国レベルでの発表で、お互いに研究しあい、住民の包括医療のあるべき姿に向けてより一層前進していくことを期待したいものである。

病院経営の難しさ

秋田県の医療機関での一番大きな問題点は、医師の偏在が極端であることであるようだ。 特に秋田市内にはこんな表現をしても良いのかどうなのかは議論のあるところでしょうが、医師会のしかるべき方が懇親会などでも話しておられるところからして、あながち違うことではないでしょう。 特に、秋田市内は大学病院をはじめとして総合病院が最低5カ所はあるし、その病院には言一定の医師数が確保され、経営的にも問題なく運営されておられるようであるとのことである。 その要因は、開業の先生方を始め医療機関が先の総合病院を始めとして充実しており、人口一人あたりの医師充足率は極めて高いとのことである。 こうした一方で、我々湯沢雄勝地域などでは、いかに総合病院とはいえ、医師確保がままならない現状である。 特に、内科、消化器内科、循環器科などでは極端に医師の確保が難しく、病院長を始め関係者はそれこそ東奔西走で医師確保に涙ぐましい努力をしているのが現状であるようだ。 その医師不足が病院経営に直ちに跳ね返り、運営委員会などでは苦しい現状報告となってしまいがちである。 そのことは、各自治体の病院、診療所経営でも言えることであり、その大小はあるにせよ、同じである。 しかし、それも、今後秋田市内を中心とした医師充足率の高い地域であっても、医師過剰時代が来るとのことで、病院経営今申し上げた比較的大きな総合病院とても必ずしも安泰ではないのではないかといったお話もあった。 それでは、数年後には今医師が不足している地域に、お医者さんが飛躍的に充足されるのかと言ったことになるかと言えば、どうしたわけか、うーんとうなってしまうのが現状のようである。 一部の方々の中には、「もう少しすると医者は余ってくる」などと勝手なことをおっしゃられる方もありますが、言っておられる方もおりますが、私などからすれば「とんでもない!」と真っ向から反論してきたし、そう思っている。 その要因は何なのか? これには関係するものとして悩ましい限りであろうと思う。 おかげさまで我が診療所はしっかりと、お医者さんがきていただいておりそんな苦労はありませんが、これまでは本当にこのことには苦労が絶えなかったので、病院の運営委員会などでは人ごとではないように感じている。 国、県がこうした問題には積極的に関与し協力していただきたいものである。 朝夕の散歩のメンバーは時折替わります。雲の名称はつけませんでした。