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成瀬ダム検討会議

image   「第4回 成瀬ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」が開催された。 この会議は、今年3月に予定されていたものでしたが、検証作業を慎重に進め、さらに住民の方々からのご意見などを広く募集し、それに対する比較検討など幅広く検討していた作業がまとまり、今回の会議にこぎ着けたものである。 膨大な作業の伴う検証作業で、あらゆる方向からの比較検討がなされたもので、その説明を受けて、秋田県、秋田市、大仙市、横手市、湯沢市、羽後町、東成瀬村の関係地方公共団体の首長が出席して。その検証結果について慎重に審議議論をした。 報告は、最終的な報告で、総合的な評価報告は「成瀬ダム案」による建設が有利であるとした評価報告を、全員一致で了承した。 その結果、「成瀬ダム案」で今後の手続きを進めることになる。 今後の計画は、学識経験を有する者からの「意見聴取」をお聞きし、その結果に基づき、本省において大臣が最終決定をする順序となることになるようです。 やっとここまできた、というか、手続きが進んできたし、この3年間全く、検証作業で大変な時間と、労力、膨大な作業に終始してきた。 何とか早い結論を、継続の決定を見て、本格着工になることを期待したいと思っているところである。

水不足が深刻

     暑い暑いと言って過ごしていた8月も過ぎ去り9月である。 残暑は依然として厳しいし、農作物にはよいだろうなどとのんきなことを言っていたら、農家の方々に往復ビンタの一つももらってしまうような雨不足である。 それでも、村の場合何回か、それこそ「ところにより」のところに当たって雷雨やわずかな雨の恵みもあったところもあった。 村内でも「ところ」に当たった地域はは良かったが、そうでない農家にとっては本当に雨が欲しいところであるし、わずかに降ったであろう地域であっても全くのお湿りにもならなかったと思う。 特に、畑ものには、雨が欲しく欲しくてたまらないところであるようです。 玉川ダムでも秋田県営ダムが発電を休止することになったとの報道があるし、成瀬ダムからの引水を計画している大仙市の一部でも、緊急的に、雄物川からの取水要請をしておられるようだ。 こうしたときこそ、お互いに融通しあって、生活用水の利活用ができるよう協力し合うべきであり、灌漑用水であってもお互いが緊急的に協力し合うことの重要性を確認し合いたいものである。 玉川ダムであっても、相当な貯水量で計画的な放水をしてきたにもかかわらず、不足し発電休止という手段を選ばなければならないことになったのでしょう。 ダムの機能は広範であり、災害防止対策ばかりでなく、生活に密接に結びついておる訳で、こうした効能、効果を水不足の時こそ、世の中の人たちが真剣に考え、ダムや水の重要性を訴えるべきであると思う。 ところが、なぜか玉川ダムのそこが見えて、発電を休止すると言ったことばかりで、ダムの果たす役割などには触れておらない。 ダム建設反対を主張しておられる方々は全く発言なし!、みんなが協力し合ってこの急場をしのぎ、乗り切ると、その苦しみ、協力などはどこ吹く風である。 そうした水不足の一時が過ぎ去ると、十分に水は間に合っている、従ってダムは必要ない、と言う声が大きくなってくるのがこれまでのことであった。 われわれも、こうしたことをわきまえて、しっかりと訴えていかなければならないと思っている。  

ついに国会が止まる

すったもんだの末、いよいよ国会審議がストップするところまできてしまったようだ。 こうなることはすでに国家議員の与野党の議席数によって明らかであったようであるし、大方の国民は想像していたであろうが、そんな状況になってマスコミはこれは大変だ等と報道を始めている。 専門的な政治記者である方方であれば当然のことであっただろうし、我々などよりも遙かに確実な情報をキャッチしておられたことであろうと思うのであるが、どうしたことか急に報道が始まった。 これで、9月の民主党党首選、自民党の党首選まで国会は動かなくなる、国家議員さん方の中には「秋休み」だとうそぶいておられると言ったではありませんか。呆れたものですよ。 そうなると、これから約1ヶ月、国会の審議は止まり、それからどうなるんでしょうか? 我々はそんなこともしておられませんし、日々の課題をしっかりと解決するためにがんばらなければならないし、それが与えられた仕事である。 先日の新聞に、大曲の花火が終わったから言う訳ではありませんが「水が欲しい」という記事がありました。 大曲の花火も、河川敷が雨のために増水し、観覧席や準備が大変だったことが何度もあり、確かに花火前には水が欲しい、雨が欲しいとは言えないのですが、終わった今は正直なところそうだと思います。 そのためにも、上流のダムは必要であると思っています。 これにも、今の政治の世界には我慢の限度を超えているように思えてくる。 ほんとにもう!

弘法大師寝枕の石

岩手県奥州市の胆沢ダムが今年の暮れから「試験湛水」が始まる。いろいろな課題もあって予定工期を大幅に遅れての試験湛水となったとのことである。 これと言った反対運動もなく、順調であったと思っていたが、あれほどの大きなダムですから予想外の課題もあってのことでありましょうし、ダムのすぐ上流に造るダムですから、補償問題も大きな課題であったやにお聞きしている。 ところで、そのダムにちなんでの話題がありました。 ダムに沈んでしまう地域に「下嵐江(おろせ)」という集落があり、そこに弘法大師が「仙北道」を越えようとした際に、地域の住人から今からでは無理であろうからと言って引き留められて、一夜を明かしたいう「寝枕の石」があり、その大きさは縦4メートル横2メートル、高さ1メートル、重さ約14トンもありそれが湖底に沈んでしまう事になり、愛宕区下嵐江の方がたを中心にした要請で、整備予定の展望台に移転されることになったそうです。 その除幕が10月7日に行われることが決まったとのお話を伺った。 地域の方々の熱意が実って何よりであると心かお祝いを申し上げたい。 ダムの補償費なのか、市の独自事業なのかはわかりませんが、そうした地域の声を大事にする事業姿勢は素晴らしいことである。 翻って、我が「成瀬ダム」は遙か彼方なのか、もうそこまできているのか、政治の世界が混沌としている中で、いらいら、もやもやで精神衛生上極めてよろしくない日々である。 弘法大師の「寝枕の石」は、来年5月には胆沢ダムが満水になったダム湖が見渡せるに展望台に鎮座するようです。来年の連休明けには、許されるなら是非横たわってじっくりと湖面を見て、成瀬ダムのことも考えてみたいものである。 その頃までは、成瀬ダムの方向が見えてくるのかな? ところで国道397号線は連休明けすぐには通行できませんねー、通年であれば5月15日前後になってしまう。ここにも問題がありだ! そんなことを思いながら毎朝夕、胆沢ダム、成瀬ダムの方向である東の脊梁山脈を仰ぎ見ている。

意見交換と要望活動

早朝7時30分から食事会を兼ねて東北地方の国会議員とダム事業や河川整備要望団体の意見交換会が開かれた。 秋田からは私のみで、ちょっと寂しかったが、それぞれお忙しいでしょうからやむを得ないことでしょう。 秋田の国会議員もご本人出席は2区の自民党の先生のみで、これまたお忙しいのでしょう。 終わってから、秋田県選出国会議員8名の議員会館事務所を訪問要望した。 気温32℃、こうなるともう体力勝負である。 会館では議員御本人は、3人のみでしたが、お一人の先生から日程を調整していただき、関係機関に再度要望することが出来そうで、今回の要望活動の成果であったと思っている。 少し動きが期待できるかな? 課題は次々と出てきますがね!