互助会の債権者集会

秋田県市町村職員互助会(3月解散)が破産申請をし、東京地方裁判所が破産決定を開始した。 破産管財人による債権者と債権額の確定が、まとまり昨日裁判所において、債権者集会が行われた。 参加者からの色々な意見があったものの、大筋では、管財人からの報告が了承された。 この後、1ヶ月の法定期間中に査定申し立てがなければ、十一週後には、債権者に互助会が保有していた資産から、債権者に債権額の一定割合の計算で支払われることになる。 その割合は債権額の7割を越える見込みであることが、管財人さら示された。 市町村の債権額については、これまでの判例の主旨を理解しつつも、主務官庁の指導を得て運営してきたことや、構成団体の委託事務として運営してきたことは問題があるとは言えないこともあり、総合的に判断して管財人が決定をした。 これは、互助会が互助会としての機関決定をし、加入団体の委託事務で取り扱ってきたことでもあることから私は理解できる。 何よりも会員の債権額を出来るだけ確保したいと思い続けてきたものとして、心底から良かったと思っているし、市町村を含む会員から異議の申し立てがなく、無事破産処理が進むことを祈っている。 一人でも、一つの市町村でも申し立てがあれば、その手続きが遅れ、1万人以上の会員や債権者に対する債権額の支払いが何時になったら出来るのか分からなくなってくることのようである。 それは、相当慎重であるべきと考える。 ところで、これを担当していた、互助会の前事務局長のM氏がこの債権者集会に出張していた、月曜日、ホテルで急逝された。 連絡をもらい、ことばを失った。 相当な苦労、激務をこなして貰っただけに、茫然自失であり、その心労は大変なものであっただろうと思う。 奥様からこうした破産処理に至ってからの日常生活をお聞きし、言葉もなかった。 私とは、その処理に当たっては、全く同じ考え方で対処していただき感謝に耐えない。 ほぼ彼の意向と同じ方向の手続きとなっていたこことであり、もう少しと言うところで、残念でならない。 心からのお悔やみを申しあげたい。 ありがとうございました。 最後まで心残りであったあったことでしょう。 安らかにお休みください。