台風襲来に思う
台風8号はその速度が遅く、日本列島で広範囲に影響を及ぼしている。
こうした時にどうしたわけか決まって我々が加入している「日本で最も美しい村連合」の加入自治体に被害が出てくることが多い。
今回もまた台風の中心から遠く離れた長野県や新潟県などで多くの被害をもたらした。
痛ましいことに中学生も亡くなられた。
雨の被害と同時に、土石流被害が多かった。
考えてみると日本の農山村の原風景を持つ地域であるその日美連加入団体ですから、土石流なども発生しやすい環境にあることもまた事実である。
そんな時、地元の人たちの言い伝え、感覚、第六感などがその災害の前兆を的確にとらえていることを感じた。
南木曽町の土石流の発生前に「火の臭い」を感じ取っていたとのこと、あれ、それって何のことと思ったが、多量の雨を吸い込んだ地肌が緩み、「膿んでしまう」状況になり更に地下の岩や石が摩擦をおこし「火の臭い」となっているのではないかとのことに納得した。
土石流と火の臭いの関係は十分に理解できる。
私の地域でもわが村も周囲が山に囲まれ多くの沢や河川が集落に流れ込んでおり、そうした50年に一度あるかないかの大量の雨が降るとそんな状況になる可能性も高い。
そうした災害の発生危険性に対して十分な対処をしなければならない。
今年は特にそうした対策に対して、県でも説明会などを開催してくれている。
十分な連携のもとに安全対策にあたらなければならいことになります。