救助の在り方
栗駒山系遭難対策協議会の総会が開かれた。
協議会の予算、決算額は30万円余りと人命救助をボランテア活動とする団体としては極めて少ないのであるが、警察、広域消防、森林管理事務所、消防団、山岳遭難救隊、交通安全協会さらには関係自治体なども含まれる幅広い活動団体で、毎年遭難防止と万一遭難した場合、救助に向かい無事安全に救出することはたびたびであり、その活動はあまり知られていないが、実は影の力として、関係する方々からは大きな存在として認められている。
しかしその活動については、ごく自然な形であり、一般的には知られていない。
報道などでは一般的に「警察、消防などが救出した」となっているようである。
今回の総会では、山菜取り、登山などの山岳遭難救助に当たっての極めて具体的な実態と予防と防止対策について提案され改めて具体的な対応についての話し合いがなされた。
県境に位置する栗駒山系の遭難は、行政圏域、所轄警察、消防など難しい問題もあるが、遭難という事態が発生した場合は迅速に人命救助にあたることを確認し合った。
この協議会には独自の衛星携帯電話が2基活動備品として配備されており、有効に機能していることも特筆すべきことであると思っている。
今年もそうした事故の発生時期となっている。
この会の厄介にならないように期待したいものである。