毎日の報道を見たり聞いたりしていると、いつになったらこの国は安定し落ち着いた政治状況になるのだろうかと暗澹たる思いになる。
その足下を見透かしたような外交攻勢は日増しに激しくなってくる。
解説者の意見を聞いていると、外国では、その政治姿勢、対応について次の行動、動きを予測し次々と攻勢をかけてくることも想定しておかなければならないのに、次の施策など現在の政治状況では到底考えられないとのべている。
北方領土、竹島、尖閣などでは、直ちに行動するではないにしろ日本の対応次第では次なる手段として、軍事力行使を前提とした圧力を当然想定しておるとのことで、そうしたことも考えないで、ただ単に、「固有の領土」であるのに、わざわざ「国旗」をたてに上陸したりして騒ぎ立てている。
もっと落ち着いた行動が必要であるとする意見も強いようである。
確かに、日本海を巡る隣国の発言は、誰が聞いても不愉快この上もないし、とんでもないことを言っているとしか思えない。
まして、日本国天皇に対する発言などは侮辱以外の何物でもないし、天皇と国家に対するものでもあり、これが民主国家と言えるのか呆れてしまうし、これが国家の代表の発言なのかと唖然とする。
それに呼応するかのような、上陸と行動が喝采を浴びている。そのグループは明らかにそうした行動によって寄付を集めている事は間違いないようで、どこにでもいる一部の人間なのでしょう。
それに対抗する日本人が、地方議員である事に対し、一部有識者からは行動が軽率ではないか?とする意見も強いようである。
ちょっと見た目には、怒り心頭に達した行動かもしれないが、それはちょっとどうなんでしょうか?そうした解説を聞いて感じた次第でした。
よくやった!と拍手喝采のむきもあろうかと思うが必ずしもそうではないようである。
少なくとも、そうした行動が、外国の軍事力行使の起爆力にならないような慎重な姿勢が望まれるように思う。
政府が、外交姿勢でもしっかりとした対応ができるためには、まずは「国政」が安定しなければ「強い外交」が期待できないことは明らかであり、そのためには今何が求められているのか、自ずと結論が出てくると考える。
税と社会保障などの関連法案は成立したが、施行まではまだ時間がかかる、次なる重要法案である「衆議院の定数是正」予算執行に係わる「国債法案」などの他、十分な審議も経ないまま国民に直接関係してくる「マイナンバー法案」などを3党合意を下に一気に成立させてしまう可能性があったが、ここにきてどうも雲行きが怪しくなってきた。
マイナンバー法案は我々もよく注意して勉強しなければならないと思っている。
課税客体の捕捉など税の公平性確保のためであるとすれば良いにしろ、そうではなく非常にその活用範囲が広く、そう簡単な問題ではないようである。
税制であっても、大企業の多くが連結制度の恩恵を受け非課税の恩恵を受け、さらに高額所得者の税制改正には決して踏み込まなかったりするのではないかと言われており、そうした審議についてはほとんど明らかにされていないし、報道にもついぞお目にかかれない。
ネットで公表しているとか、国会の委員会でしっかりと審議しているとのことで、はい!おしまいではいけません。こうした不満をどこにぶつけたらよいんでしょうねー。
さて、マイナンバー制を少し勉強をしようとしても、もうすでに法案として衆議院の内閣委員会で審議に入っているようですから、もうどうのこうのと言っても始まらないのでしょうか。
ここいらあたりは、しっかりと「安定」しているんですよ。
何もかもがずれているし、ピンボケも甚だしいように感じられてならない。
お盆休暇中の外交は全く手遅れで、全く相手にされない状況である。