党首討論を聞いて

昨日、昼食を終えてニュースを見ていたら、引き続き党首討論が始まった。 午後からの会議もありそんなにゆっくりも見ておられなかったが、実に見ごたえ、聞きごたえのある討論であった。 感じたことには、アベノミクスに対する質問では、評価する意見と、第3の矢についての懸念が大きかったことは各党とも同じであり、中には全く評価しない意見もあった。 それはそれとして当然のことでしょうが、これまでの政権党が、不始末を棚に上げて、批判している様子はどうも合点がいかなかった。 経済論戦が中心であるように感じたが、その論戦の中で、目標数値について具体な数値が示されての論戦には、残念ながら我々国民にとってはは、その数値がいかほどの意味があるのか、よく理解できないのではないかと思った。 確かに、マクロ経済、実体経済としての目標数値は必要であり、その目標に向かっていかなければならないでしょうが、それぞれの経済理論もあり、考え方手法もあることでしょうから違いはあるでしょうが、その数値のみをとらえて議論していても、らちが明かないのではないかと感じられて仕方がない。 経済論はもっと我々も理解しやすい実体経済論であってほしいいと思う。 現実に、アベノミクスと言っても、この地方にその影響が出てくるのはいつのことになるのかさっぱりわからないのが現実である。 こんなことを思うと、政治はもっと、地方を考え、地方が理解でき、地方が実感できる政治であってほしいと願うこと切実である。 大いに期待したい参議院選挙である。 慰安婦問題、改憲問題もあり、誠に幅広い分野からの討論で与党党首である総理が答える形の討論であることは止むオペないものとしてもあまりにそのこたえる時間が制約されておって気の毒なくらいであった。 一方、野党同士での質問もあり、これはあまり聞くこともないことで、興味を持って聞いた。 また、道州制の問題には特に関心が強かった。 この強力な推進をしている党は、まず「道州制ありき」であり、かなり強引な論述であるように感じたし、都市型政治の典型ではないかと強い思いがあらためて感じられた。 この調子で、与野党がこぞって参議院議員選挙後に突き進むのではないかと懸念しているところである。 どうも、道州制の前に地方分権と税財源の在り方など根本的なことを議論決定もしないで、法案として提案するような動きには何としても理解できないし、反対である。 今後、この点についてもしっかりと議論し我々地方の立場からの声も国に対ししっかりと申し入れしつつ、地方あっての日本であることをしっかりと国政の場で議論してもらいたいものである。 いよいよ決戦の場の参議院選挙の公示日である。 そうした視点で我々も選挙に参加しなければなりません。 有力な政治家が本県を遊説に訪れるようであるし、村にも来られるようだ。 我が家の庭のヤマボウシも過ぎつつあり、変わってスモークツリーがどんどん膨らんできている。 どんどん夢も膨らんでいくようになればよいし、地方の時代にも夢があってほしいと願いたい。