仙人修行再開
昨年は、大震災があり、これまでの参加者が被災地からの方々もあることから見合わせたところでした。
さらには、このイベントがマンネリ化してはいないか?あるいは、参加者が固定化し新たに参加する方々が少なくなりつつあったようなことと、お世話をする方々が毎年同じような方々に難儀をかけていることなどから、少し検討してみようということで「休止」ということにした。
しかし、やはり夏の恒例行事が、ある意味では「風物詩」ともなりつつあった「仙人修行」を休む決断には少なからず勇気が必要であった。
今回、思い切って多くの方々に御難儀をおかけすることにはなりますが、再度企画をし、募集をしたところ、17名の方々が参加してくれた、最高は19回目の方を含めて複数回参加が10名で、初参加が7名でした。
中には「仙人の郷」の由来について興味を持ち、その研究をしておられる方もおり、これまで我々が単に「口承」を下に説明していたその由来についてかなり詳細に研究を重ねておられる方もおり、感服すると同時に、確たる史実を根拠にすることもなかったように考えていることと、さらにはそれを検証することなく、ごく自然にその口承を下に、一つの確定的な用語として使用してきたことについて、改めて考えさせられているところである。
しかし、「仙人修行」という言葉や名称がいけないと言うことではなくこれはこれで良いネーミングであったと思っているし、村を「仙人の村」「仙人の郷」としてきたことも間違いではないし「仙人キャラクター」も良かったと考えている。ただ、その口承によるものについて、できるだけ史実や根拠づけを調査研究することは大いに意義のあることであると思っているし、研究してくださる方には敬意と感謝を申し上げるとともに、その調査研究には大いにご協力申し上げたいと思っている。
暑い夏、17名の方に、厳しい3日間の修行の成果を「仙人認定証」として差し上げたいと思っている。
滝行に使う「わらじ」つくり「、断食」、4回にわたる「座禅」お寺さんでの作務、写経、広葉樹林での除伐作業、仙人の郷料理つくり、の合間に村内のエコツアーなどを体験していただくことになっている。