知事選挙を皮切りに、いよいよ統一地方選挙に突入である。
秋田県知事選挙では無投票選挙になる可能性が高くなったような報道の中、現職は余裕の中、「とにかくまじめに一生懸命に頑張るのみ、がんばります!」とパーテーなどであいさつされておられる。
知事選での無投票は初めてのことであるようであるが、この傾向は山形県でもすでに無投票で現職が当選しており、これからもこうしたことが出てくる可能性はないとは言えないようである。
これは、何を意味しているのであろうか、いろいろ要因が考えられるが、一つには先般の総選挙による結果が大きく影響しているのも一つであるようであるし、その結果についての明確な検証が難しく、従って政党の候補者の擁立が難しいことにもなっているようである。
一方で、現職が手堅い県政運営をし、政党色にこだわらず幅広い行政施策を展開していることもその要因の一つであるようだ。
そんな中にあって、市町村の首長選挙で大きな変化が見られているのも最近の大きな情勢の変化である。
国政レベル、県政レベルで活動なさっていた代議士や議員が自治体の首長選挙に参戦してきているのである。
しかも、これまで政党の候補者として選挙に出て当選し、活動なさっていた方々が、総選挙で敗れて約3か月、こちらは敗戦の検証が済んだのか、首長選挙に出馬となっているようだ。
出馬表明にあたっては、これまで所属していた政党に離党届を出しての出馬である。
自治体の首長には政党所属はなじまないとか何とかそれぞれの理由がおありのようである。
それに対し、政党でも夏の参議院選挙があるにも関わらず、すんなり離党が認められている。
これまた変な話である。
離党は、これらの例ばかりではないようであるが、こちらの方は長年の活動を経ての結果であるようであるのに、公示直前の離党や選挙のための入党とは、多少意味合いが違うように感じている。
あるパーテーで、現職の候補者は、無投票かなと大方の方々が見ていたのに、突然の出馬表明に「さかには上り坂もあるし下り坂もあることは知っていたが「まさか」もあるとはこのことだと改めて覚えた」と余裕で話していた。
ほんと、選挙には「まさか」があることを常に肝に銘じて置くべきであるとのことでした。
ほんとですねー。
いよいよ激しい選挙戦が我々の近くでも行われる。かたずをのんで見守っているところである。