あるスピーチから

先日全県規模のパーテーでのスピーチを聞いていて、オヤッと思ったことがあった。 最近で最も嬉しかったことの一つに、年末の総選挙で現与党が完全当選したことですっきりした、そしてもう一つは山形蔵王スキー場で行われたジャンプのW杯個人戦で第11、12戦で高梨紗羅選手が優勝したことであります、とのスピーチに、会場は和やかな雰囲気に包まれた。 ところがその翌日、その高梨紗羅選手と行動を共にしていたコーチが突然同行できず、コーチを辞任せざるを得ないことになったことが報道された。 驚くやら、これからどうするんだろうと心配になった。我々からすると世界大会で優勝する選手についてはコーチ陣もしっかりと手当してもらって、心おきなく競技に打ち込めるんだろうと思っていたのですが、実態はそうではないであることが分かった。 そうした実態は、スキー連盟などの所属団体も確認しているのではないんでしょうなー。まして、その団体の代表者はそうした情報はある程度把握していたんではないかと思うのですが、それには全く関知していないような、優勝して喜んでいるばかりで、その後の対応策などには触れられないことにどこか違和感を感じざるを得なかった。 そういえば、社会人であればスポンサー企業の協力のもとに競技生活を続けているようですし、今回のように社会人でもない選手の場合は親御さんがすべて負担するんでしょうなー。 これは大変なことであると思える。 アマチュア競技のむずかしさはここいら辺りにもあるんですよねー。 私が関係する会社でも、丸抱えとまではいかないが、冬季なると大会や講習会や研修会、強化コーチのためにはできるだけの派遣を許可し、職員もすべて協力し支援しているが、こうしたこ支援体制がないと、折角の選手が実力を十分に出すことができずに、大事な選手時期を失してしまうのではないと懸念しているところである。 是非、こうした企業があるいは公共団体でも積極的な支援体制を築き上げるための努力をしてほしいと考えているところである。