思いやりのコラム

猛烈低気圧の影響で日本列島は大荒れに荒れた。特に首都圏を中心に東北太平洋岸では、普段あまり雪が降らないために交通機関や歩行者にも大きなダメージを与えてしまった。 転倒者や骨折事故、車は全くダメといったことになってたほか、日本海側から太平洋岸の首都圏、東北太平洋岸に出かけたバスや自動車も、自分の車はそれだけの備えをしていたのであるが、他の車にはそれだけの準備がないために、渋滞に巻き込まれてしまったようで、12時間遅れなんかはざらであったようである。 そんな状況をメデイアは象徴的に報道していた。 気象庁の予報が外れたといったことも大きく報道されていた。 そんな中で、新聞のコラム欄でもこの爆弾低気圧と雪に対する考え方、あるいは基本的なそのコラムニストの考えが文章の中に表れていて興味深かった。 我々雪国に住む人間にとってはごく当たり前の備えなり日常の生活の一部であるのであるが、その違いについて、雪国に住む人間に対する、ある意味過酷な生活をしている地方に対する思いやりが感じられるコラムとまったくそんなこととは別に、他者についての気遣いなどは全く触れずに、ご自分の雪作業の大変さや、対応などのみを文章化していることに気づいたところでした。 「メートル単位の雪と暮らす北国の人には申し訳ないが」といった表現だけで、我々からするとどことなくこのコラム担当の方は、地方についてもしっかりと思いやりを込めて書いているんだという気持ちにさせてくれる。 やはり、こうしたわずかなことであっても、しっかりと気遣いは大事であるような気がしたところでした。 自分も何か書くときにはそうした心がけが大事であることをあらためて感じた次第でしたが、さてできるかどうか。 気持ちだけでも持ち続けたいものである。