総選挙を終えて

第46回衆議院議員総選挙が師走の厳しい気候の中で熱く、激しく日本列島を揺り動かした、、、、かの様に感じられたが、どうしたわけか、国民、選挙民は、極めて「冷静」にというか、「冷めた」雰囲気もあるのも事実であったように感じている。 具体的に何がどうだということは言いきれませんが、村内を歩いていたり、会合での何気ない話の中でも感じることができた。 結果は、投票率にも現れていた。今回は78.48%、前回の総選挙(平成21年8月30日)では夏であったこともありましょうが84.68%で激しい選挙戦である割合には投票行動には現れなかった。その前の参議院選挙(平成19年7月31日)では79.43%でした。 それだけに、政治に対する国民の目線は冷めてきたし、風頼みの選挙には過去2回の選挙で国民はこりごりしたのではないかと思うのは、短兵急過ぎるのだろうか?少なくともワンフレーズで、政策を訴え、それが簡単に実現できない、あるいはそのワンフレーズ選挙の政策の変更を余儀なくさせるような政治とは、つまりは、国民目線の政治ではないことだけは確かであると考えてみてはどうだろうか。 今回もまたそうした目線で考えて見たり、政策を改めて読み、聞いてみると、どこか得心の行かない面がありすぎる。 やはり、われわれが求めている国の政治は、外交・防衛がしっかりとした基盤の上で推進でき、その安定した基盤の上で、経済活動、雇用、社会保障、国民生活の安定が築かれ、着実に国民生活が安全で、安心した生活が送れるような政治を求めているのである。 そのためには、地方で暮らす我々も、都市で暮らす住民も、互いにそのすみわけを理解しあって、ともに社会生活が営まれるような政治の実現が望まれるものと思っている。 要は、地方をどのように活性化させるための政策、地方が元気になることによる、日本全体の底上げにつながることを、もう一度この選挙結果で以て考え、議論していただきたいと思う。 都市型政党が今回はどう総括しているのか、絶対多数与党であっても、おごった政策、変な突っ走りをすると、必ずや強力なしっぺ返しが来ることを過去の選挙が物語っており、十分な議論を求めたいと思うところです。 当面来年夏の参議院選挙には、これからの政権運営に国民はじっと目を凝らすであろうし、そうでなければならないと考える。 独走を許すのか?そはさせないでしょう。国民はすっかり利口になっています。 今回の選挙でも、古い政治の典型を聞いた場面もあり、いやな思いもしました。 そんな古い型の選挙はもう御免ですよ!といった声が現実にあることをしっかりと認識すべきである。 ところで、投票にまつわるうっかりミスで、こんなことがあるのかと驚くやら唖然とするやら、あきれてものが言えないことが起きた。職員がうっかり寝過してしまい、投票時間になっても投票用紙が投票所ないまま、15分も投票者に交付できず、15人近くが帰ってしまったとのこと、こんなことがあるんですねー。 その帰った方々はどうしたんでしょうか? たるんでいるなんて言うものですまされないように思えますよねー。 こういうことをするんですから、公務員バッシングが起きるんです。まじめに勤務している職員がほとんどの中にあって、これだけで公務員全体が批判を受けることになります。しっかりしたいものです。