いのちを考える集い
秋田県は自殺者数が全国ワースト1となってからなかなかこの順位から抜け出せないでいる。
全国的にも、毎年3万人を超える自殺者数が数字で示されている通り、深刻な状況にある。
自殺未遂者数を入れるとこれはとんでもない数値であり、極めて憂慮すべき状況であるようである。
こうしたことに危機感を強め、政府においても対策を取ってはいるものの、その要因が当然のように複雑であり、いろいろな要因が重なって不幸な結果に結びついているようである。
特に秋田県においてはワースト記録というありがたくない数値が示す通り、これは県民運動として取り組むべきことであるとして、県政の課題として取り組んでいる。
村でも、この自殺予防対策にあたっては何から取り組むべきかを対策を立てていたところであるものの、行政サイドからだけの働き掛けではなかなか難しいい側面があり、民間の方々を対象にした自主的な活動をしてくださる団体を組織していただいたところである。
その団体が東成瀬村「のぞみの会」(会長・鈴木春一)で会員数が21名になっておられるとのこと。
昨年は第1回目の「東成瀬村いのちを考える集い」を開き、会活動の紹介や相談活動、標語の募集、のぼり旗の作成など活動の実態を村の方々に知ってもらうようにした。
今年はその第2回目であり、秋田県国保連合会との共催での事業となった。
講演と実技指導を、心理面と体を動かすことによってストレス解消に結びつける指導をなさって、多くの実績を上げておられる水科江利子さんのユーモアあふれる講演で、会場は大いに盛り上がった。
手軽にできる運動によって、ストレスが解消できるようで、会場やる気満々の方々の熱気であふれていました。
思うには、悩みは誰しも持っているものであると思うし、それをどうして少なくし、悩みなどを相談できるようにするか、気づくか、そのための体を動かすことや、気持ちの切り替えには運動は絶対に必要であると思っているひとりである。
そんなことからすると、今回の講師は大変タイミングの良い講師であり、内容もとても分かりやすく、好評であったように思う。
とにかく、私たちの周囲にちょっとでも気になる方がおったときは、毎月第2と第4月曜日に相談所を開いていますので、相談や情報などはいつでもよいので電話なりで連絡してほしいと思います。