復興に懸命
北海道・東北ブロックと関東ブロックの町村会長が合同で東京電力福島第一原子力発電所の復興状況を視察した。
事故以後、毎年現地を視察し、その復興状況を確認すべく訪問し、説明を受けているとのことで、私も今年始めてその実体の一部に触れることができた。
視察の拠点となっているのが、東京電力のサッカー練習場で6面のサッカー練習場がある、Jヴレッジの施設であった。
そこで、説明を受けて、約30分視察バスで富岡町の第一原発に到着、すべてバスの中からであったが、放射線量を測る機器を取りつけ、服装を着替え、靴にカバーをつけ、手袋着けての視察であった。
途中、現地に近づくに従って数値があがるのがよくわかった。
それでも、バスのなかでは、外の数値よりは3マイクロシーベルトぐらい低いとのことであった。
帰還解除されても帰る人も少なく、町を歩いている人は、当然のようにまるでおらない。
農地であった地域も全くのあれ放題。
それでも、10k圏内では少しずつコンビニや食堂などが叙々に営業開始し、作業にあっているかたの利用がふえているようだ。
原発の復興作業に当たっている人数は毎日7000人とのことで、懸命な重機等の作業によって着実に成果が上がっており、放射線量もしっかりと沈静化の方向であることが理解できた。
昨年の視察時よりも、1/3位まで放射線量が減少している事からも具体的な数値として理解できるように感じたところでした。
それにしても、事故の大きさ、その復興の規模などとてもとても大変な作業である。
こうした努力をもってしても、廃炉までには30年40年もかかるとのこと、大変なことである。
一方で、事故によって帰れない住民の方々を思うと何とも言われない思いで一杯であった。
先週は、茨城県大洗町の日本原子力機構の研究所視察で勉強し、昨日は福島の原発と二週続けての原子力発電視察となった。
そこで働く方々も給料は良くとも精神的にかなりのストレスがあるであろうことを思うと
複雑な思いでもあった。
写真は一切ダメでした。