学識経験者から意見を聴く

「成瀬ダム建設事業の検証に係る検討報告書(素案)」に対する学識経験を有する者の意見を聴く場 が開催され、出席した。 すでに、素案については「関係地方公共団体による検討の場」の場の第4回目でもって説明会がなされており、その場で関係機関からはそれぞれの意見も出されておるところである。 今回は、この資料に基づき学識経験を有する方々からの意見を聴く主旨の元に開催されたところでした。 膨大な資料を基に、成瀬ダム建設事業についての点検を行い、洪水調節、新規利水(かんがい、・水道)、流水の正常な機能維持の3つの目的ごとに、成瀬ダムを含む対策案と成瀬ダムを含まない対策案を検討した上で、洪水調節、新規利水(かんがい・水道)流水のの正常な機能維持の3つの目的ごとに目的別の総合評価を行った後、各目的別の検討をふまえて、成瀬ダム建設事業に関する総合評価を行ったところ、それぞれの評価軸(治水、新規利水、流水の正常な機能維持)ごとに検討した結果、「成瀬ダム案」が有利な案であるとする報告であった。 また、費用対効果では成瀬ダム建設事業の費用便益は約1.3という結果であった。 これをうけて委員からいろんな意見が出されたが、この結果については特に反対意見もなく、考えられる成瀬ダム事業としては委員の皆さんは妥当であるように受け止めたようであったように感じた。 長い長い検証期間であるものです。