深まる秋
10月も中旬を過ぎると一段と秋が深まってくる。
何よりも日暮れが早まり、一日の終わりがあわただしくなってくるように感じられる。
ところが、今年はいつもの年よりも冷え込みが遅く、家庭での暖房もまだのところも多いようである。
普段の年であれば、もうとっくにストーブがたかれているのではなかったのではないか。
そうした気候変動は天気予報や、各地からの報道でも時々報じられている。
我が家でも、まだストーブは焚いていない、しかし朝夕はまだ2ヶ月の生まれたばかりの幼児がおるものですから、ちょっとエアコンで暖房を採ることにしている。
それでも、日が昇ってくるに従って、部屋も暖かくなり消すことにしているようだ。
昨年の今頃は、園遊会にご招待を受けて出席するという私たち夫婦にとっては記念すべき年であったし、同時に、東北街道会議やら、互助会の問題など抱える課題もあり本当に心身ともに疲れ切っている状況である中で、私の最大の危機みたいな病気と手術という事に直面していた時期であった。
天候も不順で、心もかなり乱れ、何とか乗り切ったがつくづく健康の大切さ、健康管理の重要性を感じたときでもあった。
それが、この時期の秋も深まってくる中では、ことさら心細く感じられてくるものである。
これを乗り切るためには、考え込んでいてはいけないし、だまっていては駄目であって、とにかくしゃにむに仕事をして、突き進んできたように感じている。
これが、今にして思えば良かったのかもしれません。
忙しさでもって、そうした秋の気配も、深まる不安感も払拭するようにするのも一つの生き方かなと思っている。
手帳をめくってみるとそうしたことがどことなく感じられた。
とてもとても、秋の夜長などと愛でている余裕などない方が、今の自分には良いのかもしれません。
そうした余裕は、もう少し後にしよう。