カテゴリー別アーカイブ: 雑感

官房長官に要望

国会開会を間近にして大変お忙しいなか、秋田県町村会の要望会に公務の中を菅内閣官房長官が駆けつけてくれまして、約一時間我々町村長と親しく意見交換をしていただきました。 こんなにじっくりとお話しを出来たことはなく大変ありがたかった。 内政のほとんどは官房長官のところで調整が進められておるようで、各省庁が縦割り制度の中にあって、各省庁間の調整が進まないと、なかなか制度として執行できないことが多く、そうした場合官房長官に調整が進め委ねられることが多いそうです。 国政の課題では、その役割をしっかりと取り上げ、スムーズにしておられるようで、そのご苦労は並大抵なものではないだろうと推測されました。

ナラ枯れが進む

dsc_14651(ナラ枯れガ進む山)

数年前から全国的に進み出したナラ枯れが、今年も顕著になってきました。

少し落ち着いたのかなと思っていたら、今年の夏から急激にこのナラ枯れが目立ちはじめ、がっくりしているところです。

「カシノナガキクイムシ」を駆除する決定的な方法は、伐倒、薬液注入などは一定の効果はあるようですが、何せ、この虫の繁殖は人手がそうした山に直接入って、それらの方法を採るためには物理的に相当な困難を伴うことになります。

自然界は一定の輪廻で回っておるようであり、我々が考えているような対策で防止できるのかどうなのか、かなり難しい課題であると思っている。

しかし、漫然と手をこまねいていてよいものではなく、できる限りの手立てをしていかなければならないものと考えている。

我々を取り巻く自然界は、このところあまりにも変化が激しく驚きであり、災害も想定を超えるような事態が続出している。これは何を意味しているのだろうか?

我々も引き続きこうした自然界の変化には、関心を持って行かなければならないものと感じている。

法務大臣就任を祝う

dsc_14611(壇上の金田法務大臣ご夫妻と挨拶する発起人の木村JA会長と須田後援会最高顧問)

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(私も中締めのあいさつをさせていただきました)

衆議院議院秋田2区選出の金田勝年議員が、8月3日組閣の安倍内閣で法務大臣という要職に就任された。

ちょうど雄物川河川整備や道路交通の要望に県南の自治体議会、土地改良区など関係者が合同で要望会を開催し国会議員、関係省庁に出かけた。

ちょうど国会議員会館を訪れていたときに、総理官邸から正式な就任要請があり金田議員がそこから帰ったところに居合わせており、議員会館の訪問者一同で急遽お祝いの万歳をしたところでした。

おそらく、たくさんの訪問客やお祝いに駆けつけておられた方々、マスコミの方々、省庁の方の中での万歳はあまりないのではないかと思いました。

それから1ヶ月、昨日秋田市のホテルで1000名を超えるくらいの参加者で就任祝賀会が、それはそれは盛大に開催された。

参議院議員2期の経験者であり、全県からのお祝いで、先週は2区の大館、能代、山本などではすでにお祝いをしており今回は、秋田市、潟上市、県南からの参加者であった。

何しろ秋田県からは、野呂田芳成代議士の防衛庁長官以来17年ぶりの大臣就任となる。

秋田県にとってはある意味では快挙であり、待望久しい大臣就任であり、満を持しての就任である。

秋田県全域で知名度のある代議士であり、昨日の就任パーティーにも多士済々の方々が、お祝いに駆けつけておられました。

おめでとうございました。

私も金田代議士のお兄さんと高校の同級生であり、最初の参議院選挙に当時の大蔵省を退任し、急遽参議院選挙に出馬の際にお兄さんが弟思いで大変心配して、我々の同級生とともに県内の知り合いの挨拶回りをしておられ、我々もそうした仲間の一人として大変嬉しく思っています。

お兄さんは現在は体調を崩しておられるようですが、今回の大臣就任は何よりも励みとなられるでしょうし、一番喜んでおられるのではないだろうかと、中締めの挨拶で述べさせていただきました。

本当におめでとうございました。

税制についての研修

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(理事会で挨拶する藤原会長)

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(財政委員会で講演する神野名誉教授)

昨日は全国町村会の理事会が開かれこれに出席、更に予定では財政委員会が開かれた後、直ちに秋田県に入り翌日の今日、東成瀬村での現地視察研修が行われる予定であった。

ところが、このところの台風被害や新たに発生した台風などの影響で交通機関の乱れ、首長が留守をすることの配慮からこの現地視察が中止になってしまったはことは、やむを得ないこととはいえ残念であった。

ところで、財政委員会では、地方自治制度、税制を選考されておる東京大学の神野直彦名誉教授による「地方税制の課題と展望」と題して平成29年度に向けてあるいは今後の地方税制についての講演があった。

税制の理論から地方税の課題形態、「人税」は国税に、「物税」は地方税に、間接消費税の上流は国税に、下流は「地方税」にとされているが、その割合にはどうも課題がある。

28年度の地方税制改正は消費税の延期に伴う改正が中心である。

29年度税制改正では、ゴルフ場利用税の廃止、住民税の控除の改正、固定資産税の償却資産課税、森林環境税など予断を許さないくらい厳しい改正になるようである。

このほか、理事会では「簡素な給付措置(臨時給付金)・年金生活者等支援臨時福祉給付金に対する協力要請があり、林地台帳の整備に当たっては、民有林おも林地台帳ができ次第公表することとしているが、個人資産を公表することには課題がありそうであった。

一方、自治体の電子化においてクラウド化を促進するような取り組みを期待していること等の要請があった。

これに関しては、専門職員の育成と国による指導要請が行われた。

 

 

視点を変えるといい!

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(講演する藤本氏)DSC_1442[1]

 

いろんな考え方の人の意見や講演を聴くと参考になることが多い。

これは当然であるし、皆さんしっかりした考え方の元に講演するわけであり、共鳴することも多い。

要はそれをどのように具体的に行動に移すか、これがが難しい。

だからといって、そのまんまにしていたら前に進むこともできないし逆に立ち止まってばかりでは情けない話である。

2日に、秋田県・県内市町村と誘致企業との懇談会があったので、以前はこの懇談会に村としても参加してはいたが、なかなか企業を誘致するのは難しいとして、参加を取りやめていたが、今回強い呼びかけもあり参加した。

今年の4月には、「羽後の国フアーム」が誘致企業として秋田県から指定を受けたこともあったので、今後の事業展開もあり加入することにした。

その懇談会で「あこがれの秋田」と題する講演があった。これが実に飾りっ気のない1974年生まれの若い編集者の秋田県に対する思い、期待、自然、風土、秋田県人の性格などを実に的確にとらえた講演で気持ちがすっかり緩やかになった。

この編集者は兵庫県生まれの有限会社りすの代表取締役で藤本智士氏で、秋田県発行のフリーマガジン「のんびり」のほかたくさんの編集・原稿執筆をされていられる方でした。

県内をくまなく取材もしておられているようですが、我が村にはまだ来たことがないとおっしゃっていましたが、是非来てみたいとのことでした。

神戸のご出身と言うことで、雪道や雪などにも我々が考えていることとは視点が違うようで、我が村の雪の状況を話しましたら、雪が最も多い時期はいつ頃か?そんなもの凄い時期に是非行ってみたいとのことでもあった。

独特の大阪弁で柔らかく話すものの、ストレートで実に素晴らしい編集者でした。

こんなことを言ったら「なんもだー」と言われるかもしれません。

秋田には「ありがとう」に対する返答として「気にしないで~」と言った意味の「なんもだー」と言う方言があります。この方言こそがニッポンの未来があると信じて。なんも大学、はじまります。との考え方でした。

こうした方々の自然に対する思い、考え方を我々も少し視点を変えて見たらどうだろうか?