カテゴリー別アーカイブ: 健康、医療

村の医療を紹介

第54回全国国保地域医療学会が岐阜市長良川国際会議場で10日11日の二日間にわたって開催された。 国民健康保険直営診療施設は、約2、000近くあったようだが、現在は1、200近くに減ってしまったが、その重要性はここ10数年前から、地域医療を支える医療、福祉、介護などの包括医療、介護、福祉の拠点としてますます関心が高まって来ており、それぞれの現場と管理者としての首長の役割と理解が必要であるとして、この学会で、別枠で直営診療施設開設者サミットが開かれ、意見交換が活発になされるようになり、私も出来るだけ参加し、その意見などを参考にして地域包括医療の充実に努めているところです。 今回も、佐々木診療所長と、看護師、二人の保健師による研究発表が行われ、更には、歯科口腔について発表した二人の保健師の指導に当たるなどご教授頂いた小菅デンタルクリニック所長も参加して頂いた、ありがとうございました。 それぞれのその発表 内容も大変好評で、会場からは質問も出るなど研究発表の内容の関心の高さがうかがわれた。 サミットでは、国保事業の運営が県一本化の方向であり、その法律制定に向けて急ピッチになることや、地域包括医療福祉介護についてより一層の充実についての意見発表がおこなわれた。 保健文化賞といい、今回の学会でも、医療、福祉、教育、子育てが地方文化の原点であり、今言われている「地方創生」の原点にすべきであるとする、診療施設学会会長の挨拶が全てであるようにも感じた。 我々が既に取り組んでいる施策が期せずして一致していることに、自信と誇りをもってこれからも積極的に取り組んでいかなければならないという思いを強くしたし、確信したところでした。 台風が気になりますねー。

天皇皇后陛下にご拝謁

昨日は、皇居で天皇皇后両陛下 に保健文化賞受賞のご挨拶に受賞者一同が伺い、御言葉をいただくことが出来るという光栄に浴した。 天皇陛下からは、日頃のご苦労と努力に労いのお言葉と、今後も健康に留意し人びとの一層役立つような活動を期待するというお言葉がありました。 参内者にも声をかけられるなど親しみのある天皇皇后陛下でありました。 このあと、皇居の南庭、中庭、二重橋などを見学したが、残念ながら写真、スマホの持ち込みが禁止されており、全くのせることができず残念無念! 拝謁する宮殿に入ることはこれからだってあるかないか、ほとんど無理でしょう。そういう意味からすると、記念写真は後から贈られてくるようでが、スナップ写真がないのは残念ですよねー。 代わりに写真はホテルオークラの朝の食事です。 皇居での拝謁を終わり、夕方の東海道新幹線のぞみで国保の役員研修に合流すべく名古屋に向かった。

感激の保健文化賞

第66回保健文化賞の贈呈式が昨日10月7日、ホテルオークラ東京で行われ、団体の部で東成瀬村が授賞した。 全国から約50を越える団体、個人からの申請があり厳しい審査を経て、団体10、個人5が表彰されたものです。 この賞は、戦後の昭和25年衣食住もままならない極めて厳しい世の中にあって、政府でさえも考えることが出来なかった時代に、一企業の経営も厳しいなか、この賞を創設した英断は高く評価されていたとのことで、これまで975件の表彰が行われ、年とともに評価を高め、今日この方面の権威ある賞として世に認められているとのことが紹介された。 表彰は厚生労働大臣からあり、第一生命賞、朝日新聞厚生事業団賞、NHK厚生文化事業団賞からそれぞれ授与していたただきました。 授賞事由は、村の健診事業が結核予防婦人会などの協力で極めて健診率が高く全国一の成果を納めていることにたいしての評価でした。 この表彰を受けるまで、この賞がそんなに高い権威のある賞であることを、恥ずかしながら承知していなかった不明を恥じ入るばかりであった。 主催の第一生命保険株式会社渡邉社長の挨拶やご来賓の挨拶でそうしたことが触れられており、その重みと、意義が感じられ今後もますますそうした住民の健康管理のため努力しなければならないと改めて感じたところでしたし、この賞が多くの方々のご協力でなし得たものであることに、心底からお礼を申し上げるところです。 この授賞に当たって、秋田県医師会長、湯沢・雄勝医師会長さんなどから強いご推薦があったことに対しても心からお礼申し上げます。 ありがとうございました。 今日は、皇居で天皇皇后陛下にご拝謁賜ることになっている。 この事もまた、この賞がいかに歴史があり、評価されている証左でもあることが理解できる次第です。 本当に有り難く嬉しい限りです。

ミニ医療学会

平成26年度国民健康保険診療施設協議会の研修会(ミニ学会)が東成瀬村を会場に開かれた。 県内で国民健康保険直営の診療施設は限られているが、その施設で日夜住民の診療にあたっておる医師や保健師、看護士、検査技師、医療療法士、ケースワーカー、介護福祉士、介護士、事務職など多様な職員が一堂に会し、一年間研究した課題を発表しあう学会が始まって数年になり、その内容も年々濃くなってきておる。 今年は6施設から41名が参加し意欲的な研修会になった。 学会では、佐々木所長の講演と発表数は14事例で、村からも診療所の佐々木診療所長、黒沢、佐々木の両保健師、佐々木(エ)看護士が研究発表をした。 いずれも関心高い研究内容であった。 時間も足りないくらいで、午後2時30分から午後6時までびっしりと研修しあった。 こうした試みは診療もあり平日は無理で、土曜、日曜日になる。 それにも関わらず皆さん積極的に参加しており敬意を表したい。 この研究成果は10月9・10日に岐阜県岐阜市で行われる全国地域医療学会でも発表されることになっている。 大変ご苦労様でした。 終わってからの懇親会も、普段の悩みや課題点などを率直にぶつけ合ってとても楽しいものでした。

日赤病院100周年

image image 日赤病院が秋田県で創立されて100周年になりその記念式典が秋田市で行われ評議員として出席した。 本社からは近衛社長が直に出席されあいさつされた。 来賓としての小山田医師会長からは、ぬくもり、安らぎ、思いやりの精神で秋田県での医療発展に寄与された功績に感謝の挨拶、澤田秋田大学学長からは、自らの医師としての北大医学生から実習生として、北海道の日赤病院での経験が現在の38年間に及ぶ医師としての原点であり体験であること。 それは、自由な研究をさせる度量の深さ、チームワークの良さであった。赤十字の精神で秋田大学も125-150周年と共に歩みたいと祝辞があった。 私も、なき父が昭和39年に入院手術した時に付き添いのため、母だけでは心細いということで約10日間、仕事を終えてから日赤病院まで通ったことを思い出した。 その後、妻がやはり手術のために日赤に入院、結果は極めて良好! 私も人間ドックに厄介になっている。 災害の際の活躍など多くの活躍をされている日赤の今後益々の貢献を期待したい。