株主総会を二つ
二つの第3セクターの株主総会を開催し決算と事業計画を承認していただくことができた。
まずはゆっくりした。
一つは岩手県との県境にある須川温泉を分湯してもらい、栗駒山荘の経営の中核をなす温泉施設の経営の原点である温泉を管理運営する会社の株主総会であった。
分湯を確保するための会社であり、岩手県の会社との信頼関係に基づく第3セクタ-でそれぞれの立場を理解しあっての強固な信頼関係をしっかりと取っているもので本当にありがたと思っている。
相互に協力し合うことの重要性はこれまでもほぼ30年近くにもなっており、揺るぎのない関係を構築している。
今後もそうした関係と、会社設立の基本を今回もしっかりと確認しあったところでした。
もう一つは、スキー場と宿泊施設、パークゴルフ場など複数の施設を村から指定管理を受けて経営しているもので、厳しい自然条件と相次ぐ地震など自然災害によって経営は厳しい中で、何とか雇用の場の創設、地場産品の消費の場としての役割りをきっちりと守りつつ、貢献する役割を担っている会社である。
ここ数年、厳しい原価計算のもと経営努力をしてきたところであり、何とか連続して単年度黒字決算を計上できる状況になってきている。
今後も厳しい環境ながら、周辺の新たな誘客環境が創出されておるところから、積極的な経営と、攻めの姿勢で会社経営に社員一同しっかりと対応する決意であり、株主の方々に対してもその姿勢をお示しし、理解をいただいたところです。
新たな、誘客のための仕掛けも考え、積極的な会社経営に頑張ることとした。
二つの会社の株主総会を経て、あらたな年度に向けてスタートすることとなった。
昨日の栗駒山荘周辺はすっかり夏山のシーズンとなっており、緑も一段と濃くなり、空の青さも澄み切って、動く雲にも優しさが感じられました。
3・11と岩手内陸地震のダブルパンチの被害を受けた栗駒山荘の大浴場、露天風呂の大改修工事も2年がかりで終了したばかりで、本来の広々とした大浴場からの眺めは一段と素晴らしくなりました。
ネットで調べたところ、紅葉シーズンはなかなか予約が取られないとの情報を知り、今の内にと思って予約をしてきたという東京からのお客さんが入浴しており、もうすぐ夕暮れですねー、ここの夕焼けはすごいとのことで、楽しみにしているとのこと。
泥湯の奥山旅館、小安の阿部旅館旅館に泊まり今日が3泊目で栗駒山荘。
ネット情報通りの素晴らしさで感激でいっぱいだ。
ごちそうも楽しみであるとのこと。
存分に楽しんでいただきたいとお話をし、眼下に迫る鳥海山の夕暮れが見えればいいなーと念じてお別れをした。
予約のとりにくい旅館ホテルを調べて、その間隙をぬって旅行する楽しみ方もあることを知った。
四国など方々の温泉をめぐる旅をされている方のようで、かなり通の方だなーと感じた次第でした。