「永遠のゼロ」を見て
昨日は猛吹雪の中映画「永遠のゼロ」(百田尚樹・原作)を鑑賞した。
人気作家の作品とあってか映画館はかなり混んでいた。
日本海軍の戦闘機「ゼロ戦」と日本軍の思想とそれに対する主人公の「生きる」ことの意義に対する考え方をしっかりと主張する内容であったように感じた。
戦争に対する考え方もまたしっかりと伝えていた。
映画館の施設設備も立派で座席もゆったりとしていてとてもリラックスして鑑賞することができた。
同じゼロ戦のアニメ映画「風立ちぬ」の巨匠監督が昨年にアニメ映画からの引退を表明したが、この「永遠のゼロ」を「零戦神話」のねつ造、ゼロ戦の神格化であるとして糾弾していることを知った。
この「永遠のゼロ」が嘘八百を書いた架空戦記をもとにして、ゼロ戦の神話をねつ造しようとしている、とのインタビューがあったそうです。
なるほど、そうした見方や考え方もあるんでしょう。
しかし、そうした作品には、多かれ少なかれ作者の意図が微妙に反映されることはあるのではないだろうか。
それを読者なり、鑑賞者がどう判断するかは自由であり、感じ方はそれぞれに委ねるしかないであろうと思うし、それが自然ではないだろうか。
しかし、ねつ造しているかどうかは私には分かりませんし、どの部分なのかも比較のしようもない。
こうなると「風立ちぬ」を見てみなければならない。と思ってしまうが、ゆっくりと正月休みに映画を鑑賞できたことが、とりあえず私にとっては難しく考えずに楽しかった。
今朝は久しぶりに陽が差し込む穏やかな朝でした。