久しぶりのお客さん
米国のデンバーで「日本館」を運営されておられ、すでに米国生活40年近くなり、国籍も取得し、大活躍されておられる秋田市出身の本間学さんが突然昨日のお昼前に役場に来られた。
村には10年ぶりとかで、秋田市に二人の姉がおられしばらく会っていないので来てみたとのこと。
本間さんとのおつきあいは、ほぼ20年以上も前からで、日本の武道、日本の文化などを普及する目的でデンバーに日本館を設立し、道場を作り米国にその普及をする傍ら、日本との交流を積極的に進めてこられた方です。
本間さんが、合気道や居合い、剣道、柔道、茶道などの指導を通じて、多くの知己を得て、その活動は米国内に発展していったようです。
当時、生徒と共に定期的に日本文化を知るために日本訪問をしておられ、日本国内を案内しておられたようです。
ちょうどその頃村で行っていた「仙人修行」のイベントが、佐々木桂さんの取材によって紹介されておった「じゃらん」が本間さんの目にとまり、生徒にもその修行をさせてみようと言うことになり、村を生徒共に訪問し、実際に座禅体験をし、ホームステイをし、お寺に泊まり、断食も経験させ、村の春祭りなども実際に経験してもらった。
その生徒は、いろんな職業の方々で、パイロット、医師、弁護士、学生、コック、軍人など多種多様でいかにもアメリカらしいお国柄であるように感じた。
そうしたことが縁となって、村からも役場職員、農協職員、商工会員、青年会員、一般村民、高校生など実に50名近くの村民をデンバーの日本館に派遣し、米国文化に直接触れていただいた。
この際には、ボランテア活動、給食サービス、なども経験させていただいた。
職員二人には、それぞれ約3ヶ月の滞在研修もさせてもらった。
平成3年頃から始まりその後約10年以上もその事業を継続したが、派遣する対象者がそれぞれの事情もあり、派遣できる状況になくなり、本間さんも活動のステージが米国ばかりでなく海外にも展開されるようになり、その後は一端中断しているがチャンスがあったら是非再開したいとも考えているところです。
相互交流の合計数は130名近くにもなることにもなります。
日本館では、こうした研修については今後もいつでも受け入れ可能で積極的に協力をしてくださるとのことで、これからの子供たちにあるいは若い世代にこの日本館を通じて交流が深まり、研修の機会ができることは大切なことであるようにも考えられる。
そうした矢先の本間さんの突然の来訪に驚いているところです。
現在、本間さんはアジアのミャンマー、タイ、フイリッピンなどで「孤児」の救済活動や教育、技術指導のための活動を展開しており、これらの国に10カ所の施設を作り、約1200人の孤児の救済に当たっておられるようです。