本音か舌禍か
これまでも結構その発言が物議をかもしだしておられた政府の要人が、憲法問題のシンポジュウムで、例え話として出した話が国際的な反響を呼んでおられるようだ。
映像を見ないで聞いていると、なになに!と思ってしまうような発言であったのであるし、これは問題になりそうだなと思った。
つまり、その前後の発言や、シンポジュームでの経過がわからないと、にわかには信じがたいよぷな発言であったように思える。
実際、その録音したものを後で聞いてみると、会場の雰囲気も、どっと笑いか、苦笑なのかどよめきかはよくわかりませんが出ていたようである。
憲法の改定について国民がどれだけ強い関心を持っているのかは世論調査などの結果を見ればわかるのであるが、実際我々の身近なところでどのような世論が巻き起こっているのかと言うと、まだまだの様な気がする。
しかし、そうも言っておられない重要な問題もありメデアの情報なども十分に活用し勉強しなければならないとも思うが、現実は経済、景気、雇用、生活などより身近な問題で精いっぱいであるのが本当のところではないか。
そんな中での発言であり、その要人は、独特の言い回しや、歯に衣着せぬ発言、ブラックユーモアなどかなり刺激的な発言でも有名であると思っている。
先日も、予算と事業要望などで、直接お会いする機会があり、ものすごい多忙な中時間をとってもらえたのですが、その際も雄物川の中流域での堤防のない地域、いわゆる氾濫の危険がある「無堤地域」がこんなにありその対応を要望した際にも「まだそんなところがあるのかねー」と率直な感想を述べられていた。
それだけ、ずばりと核心を突いた発言をされることに、出席した方々はある意味ではとても良い印象を持っておられたように感じた。
それだけに、今回の発言も、その前後をよく聞くなりし、総合的に判断しなければならないことであると同時に、海外での反応もニュースなどで見る限りかなりニュアンスに微妙なの違いのある論評であるようにも思える。
同時に、あまり騒がずに、政府や学者、知識人等一部の人間によって、こそこそ、どさくさにまぎれて憲法を改正するなどと言った姑息な手段が許されるとは思ってもいないだろうし、論外であるしそうであってはならないことだけは確かなことである。
いずれ口は災いのもと舌禍事件にならないことを願っている。
我々であっても、普段何気ない会話の中で、つい口を滑らしてしまうこともあり、それが家庭の中での会話でさえあるのですから、気をつけなければならないと思っている。
その口のきき方で、夫婦間が気まずくなったことが何度もあったもの。
その時に思い出されるのが高校の下宿先のお母さんから、何の時だったか思い出せませんが「佐々木さん、人と話をするときは一回舌で転がしてから話をしなさいよ」と教えられたことが今でも耳に鮮明に残っている。つまり、思ったことをすぐに口に出すのではなく、一瞬でも間をおいて話すようにとの教えでした。
このことは、これまでも失敗したたびごとに何回も思い出しているし、いいことを教えてもらったと感謝している。
ところで、昨日は29回目になる仙人修行の開講式があった。
どうしたわけか、今年の応募状況は極めて悪く、4名の参加しかなかった。
イベントや旅行などでは最少催行人員等の規定をもうけるこがあるでしょうが、そうしたことは予想もしておらなかったことから、内容の濃いイベントして実施することにした。
イベント支援の応援には、地域おこし協力隊員の中村君、8月1日から任命した佐藤君の二人も参加して頑張ってもらうことにした。
十分な情報の発信がもしかして少なかったのかなと反省しているところである。今後も常に、いつもやっていることだからこれでいいではなく、新たな対応を模索しつつ、変化を持たせた企画をしていかなければならいことであると強く感じている。
前例踏襲は見直そうと改めて感じている。
口は災いのもとも、慣れから来ることが多いのです。