夕食の語らい

一日の内での楽しみに食事がある。 とにかく食べさせてもらっているこちらからすると、ご飯は何かなと楽しみにしているのは、子供であり孫であると同時に私自身である。 その食事を365日一日3回考えて食事を作ってもらっている私からすると感謝感謝である。 従って、たまには食事の心配をさせないようにと外食を時たまするのであるが、それもたまにやるぐらいで、ほとんどは食べさせてもらっている。 その食事を毎食毎食考えるのは疲れるだろうと思う。 たまに「何食べたい?」と聞かれると、「何でもよい」というと困ってしまうようだ。考えてみるとそうだよなーと思う。 とにかく、食べさせてもらうものには文句を言わないようにしているし、食事の時間は大事な語らいの場にしたいと思っている。 先日は、ズッキーニとイワシを中心にした夕食であった。 イワシのかば焼きは、結構手の込んだ調理であるようで、開いたイワシに一旦衣をつけてフライパンで焼き、それからかば焼きの味付けをしたもので、私の好きな濃い味のかば焼きである。 ズッキーニを輪切りにしたものをどうやったのかはわかりませんがうまい具合に煮物にし、これまた薄味ながら良い味の汁があり初めてのごちそうであった。 更に、ズッキーニの酢の物は特性のラッキョウ酢でサッパリした夏の味、これまた初めてではなかったかな? きゅうりの漬物はキムチのタレを使っていたし、他に生きゅうりには味噌がサッパリしている。 海螺の味噌には私の大好物!これを見るとぬるめの日本酒がよいのである。 後は、夕食の定番で、1年も酢ずくめにした「にんにく」をさらに3年も付け込んでいる黒くなった特性のものを一粒カリカリやりながら語らう食事となった。 孫たちまで、にんにくを「すこーし食べたい」などという。 そんな話の中で食事の調理法を聞き、「うん、いい味だ!」などと共通の話題で過ごすのも大事なひと時である。