どうなっているの?
先日の報道を見て一体全体これってどうなっているの、と思ってしまった。
それといううのは、3.11復興予算の使途について、およそ想像もつかない事業に東日本大震災の復興予算のうち、2千億円がついた雇用対策事業のうち約1千億円が被災地以外で使われていたことがわかったそうです。
なんと言うことなんでしょう。
「ウミガメの保護観察」や「ご当地アイドルのイベント」など震災とはどう見ても理解しにくい内容であるようで、驚いてしまった。
我々も、今回のようなことはないにしても、ある程度柔軟な予算執行、対象範囲の拡大などでは恩恵を受けてきたことがあるものの、ことは今回みたいなごく限られた事業であるべき震災復興という大きな目標に向かっての予算執行であれば、少しぐらいはその被災地の役立つ事業であれば認めても良さそうなものであるが、今回報道されたような事業執行はとうてい許されるべきものではないし、それを使う方も使う方、おおかた対象になるからどうだとかなんとか言われて、喜んで事業を行ったのであろうが、その気持ちがわからない。
それとも何か報道以外に理由でもあるのであろうか?
このことばかりではない、莫大な予算がありながら、予算執行ができなかったと言って「予算返上」しているとのこと。
それだったら、被災地の方々と一緒になってイベントを行い元気づけたり、物産販売を一緒に企画し実践したり、子供たちとの交流をしたりするなどを行っている企業・団体・商工会青年部などいろんな面での協力支援を、現在も行い、また将来も継続していこうとしている事業などに支援するほうがはるかに意義のあることのように思われてならない。
そんなことを思うと、なんとなく解せないし、どうなっているんだ!とも思いたくなる。
国の予算なんてそんなものなんだろうか?不思議でならない。
汲々として予算を工面して毎年の予算を編成し、努力をしているつもりの我々にはとうてい理解できないことばかりである。
大体、被災地でもない自治体でそうした予算執行することができることがあるのか?
避難者対策であればまた別なんでしょうが、どうしたことでしょうか、不思議でならない。
そうしたチエックはどこがするんでしょうなあー。
会計検査院ですかな。
でもすぐには検査には入らないんでしょうから、こうした執行は続くんでしょうか。
週末に国道397号線を通り満水になった胆沢ダムを見た、満々と湛えられたダム湖は美しかったが、ダム湖下流の工事跡は当然のごとく静かに何事もなかったような落ち着いた静かな雰囲気であった。
成瀬ダム予算も、無駄だなどと言わず、順調につき進捗するように願っている。
予算は有効に使ってこそその効果を果たすわけですから。