戦没者の追悼式
いよいよ春を思わせる暖かな気温の昨日、今年の戦傷病没者の追悼式が行われた。
先の大戦では東成瀬村からは168柱の英霊が遠いかの地で国難に殉じたことを我々は決して忘れてはいけないことを確認し合いながら、英霊とご家族の皆さんに心からなる感謝と敬意を表する機会でもある。
戦争がいかに悲惨であるかは、戦争世代が遠くなりつつある現在、いかにしてその歴史を確認し決して再び戦争という事態を繰り返さない誓いを、こうした機会に確認し合うことは大きな意義があることであると思っている。
こうした日本の中にあって、世界的には殺戮し合う紛争と戦争が頻発していることは、その要因が何であれ絶対に回避するような努力が必要である。
そうした平和解決に日本の果たす役割は大きいのであろうが、その日本を取り巻く環境は必ずしも安穏とした状況にはないのもまた現実である。
戦後における領土問題に対する外交文書などが新たに発見され、その意義も歴史的に非常に重要であるであろうと考えられるにも拘らず、独善的な解釈のもとに、無理難題を現出させている外交問題は今後ますます重要の問題になってくるであろうし、経済問題と同時にそのかじ取りは複雑化してくるように考えられる。
そうした意味合いからも、少なくとも国会などでは大きな大局観からしっかりとした対応をしていただきたいものである。