クールビズに思う

昨日の新聞で思わずそうだそうだと思ったことがあった。 定例の記者会見で知事が記者から「どうしてこんな寒い中でクールビズをやっているのか。理解に苦しむ」との質問に、持論を披瀝されたようである。 クールビズ実施前の庁内の会議でも、「俺はやらないよ」と言ったそうである。人の服装をああだ、こうだというのは、どうでもいいこと。不快感を与えない範囲で服装は自由だ」と言うことらしい。 私もクールビズが始まった頃からどうもおかしい、人それぞれに体調があり、体感温度も違うであろうし、それを一律にネクタイを外せ、洋服は着ないで出てほしいとか、決まって夏になるとそうした文書が出回る。 クールビズが始まった頃は、多種多様な服装でおしゃれに気を遣ったシャツなどが出回り大きな市場となったし、現在も懸命な売り込みがもう始まっている。 私も流行に乗るみたいに、いろんなものを結構買い込んだし、高くついたような気がするが、どうもしっくりこない、やはり服装は自由がよいような気がする。 それぞれの判断でよいと私も正直思っているところに、今回の記者会見で何となくしっくりした。 たまたま昨日は仙台の会議に出席したが、それこそ暑いくらいの気温でしたが、私が自宅を出たときは雨であり気温も10度未満、会場はもちろん初夏の風情、服装も自由であったし、だいたい10度未満のところから出かけてクールビズも何もあったものではありませんよ。 そこで暑かったら、ネクタイを外せばよいし服も脱げばよい話であってどうでもよいのではないかと思いたくもなる。 臨機応変でよいと思いますよ。 それと今度は秋から冬にかけては、ウオームビズとかで室内温度を20度とか22度とかに設定し徹底した節電対策をとっている。 これも又やむ終えないことかもしれませんが、いかに着込んでもこの一律温度設定ではいかがなものでしょうかねー。 端で見ていてもとても寒そうで仕事も効率がよいとはとても言えないような気がしてならない。 本当に気の毒なくらいである。 なんぼなんでももう少し配慮がほしいような気がしてならない。 この時期、年によっては暖房を外すことが無理な状況である日も多いのではないだろうか? 服装はそれぞれが寒暖を考えて判断し、暖冷房はもう少し弾力的に考える必要があるように思うがいかがであろうか。 もちろん、電力事情もあり節電対策など経費節減には最大限の努力をすることは最優先課題であることには言うまでもありません。 仙台への往復の東北道の風情は目にも優しい芽吹きの木々が誠に爽やかであった。 朝の景色と帰りの景色は明らかに大きく変化しているように感じられるくらいの変化であった。 それだけ、植物の自然界は待ちに待っていたのであろうと思われるような変化でもあった。 もう少しで、わが村も一気にこのような景色になることでしょう。