今年を振り返って
おかげさまで今年も多くの課題を抱えながらもなんとか年の瀬を迎えることができました。
列記してみますと次のようなことがあった年でありました。
● 新年早々JAこまちのガソリンスタンド閉鎖計画の提案がありこれに強く反対を表明した
● 2年連続の豪雪対策本部の設置と「空き家」対策並びに雪下ろし対策に苦慮
● 秋田県市町村職員互助会の運営にあたって破産申し立てによるその対応
● 村の主要産業であった葉タバコ生産農家が1農家のみとなるも、その技術を生かしてリンドウ栽培、平良カブ生産に取り組む
● 医師対策に走り回る、4月から大森病院、羽後病院、秋田大学病院、山本先生、小西先生などのご協力で診療所を運営
● 23年3月11日の大震災の影響などもあり、村の発展計画を1年遅れで策定、住民座談会を開催した
● ショッキングな職員の勉君の自死事故に直面
、● 温泉施設の揚湯管屈曲による温泉停止、夏季の水不足(栗駒山荘、ホテル・ブラン、パークゴルフ場)対策
● 相次ぐ地震による利用客減少と経営対策として第3セクター・秋田栗駒リゾートの経営陣に常務を配置
● 「通年議会導入」についての議会特別委員会報告があり、」執行部としても議会改革の一環としての報告として受け止め具体的な検討に入る
● まちづくり計画としての行財政計画と職員削減と今後の職員対策と組織の在り方などの検討の必要性
などがあった。
特に、私としては生涯にわたって忘れることのできない勉君の自死事故については、ずっと頭から離れないであろうし、胸の中に重く受け止めていくことになる。
なぜだろう?何があったのだろう?毎日顔を合わせていてなぜ気が付かなかったのか?悩みがなにであったのか?多くのクエスチョンマークがつき、悩みが深まるばかりである。
彼は、新たな分野の新エネルギー対策に取り組んでおり、前例がまりない分野でそれなりの苦労はしていたであろうことは容易に想像がつく。しかしかれは、その分野では悩んでいたかもしれないが、自信を持って取り組み、自分の意見もしっかりともって県庁、農政局などにも交渉していた。なかなか自説を曲げない部分もあり頼もしくもあり、私は任せてみようと思っていたし、それに応えていてくれたと思っている。
それだけに、「なぜだ!」「どうしてだ!」と思えるのである。
もう一方では、互助会の三浦前事務局長が破産問題が東京地裁での債権者集会の2日前に準備のためであろう東京出張でホテルで突如倒れて不帰の人となってしまった、これまた愕然とした。
互助会の運営は主務官庁からの指導で運営してきたところであるが、公費の充当の解釈で厳しいい指導を受けることとなり、運営が困難との理事会決議に基づき、破産申し立てを秋田地裁に提出、以後、債権者が11,000人を超える大型事案のため東京地裁に移管になり、やく2年その対応に懸命に努力をしていただいた。この間多くの中傷もあり、かなり悩んだようでもあるがやっと解決の方向が見え、ほぼ我々が目指した職員の掛け金確保が期待できることに安堵しつつも、もう少しでの結果を見ずにしての他界は残念無念であった。
そうした一方で、来年4月からは診療所の常勤医として佐々木聡医師が赴任してくれることに決定したことはありがたいことである。
また畜産事業としての草地改良事業と「赤べこの里復活」がある程度道筋が見えてきたこととこれに関連しての畜産行と食品産業の立地と法人化、農業法人の動きが複数見込まれること、仏壇製造工場の現地法人立ち上げが具体的なってきた。
学力テストでも優勝な成績を収めることがでたし、日本で最も美しい村連合の各種大会に出席して、新たな取り組みの方向が見えてきたことなど、希望をつなげる年でもあったようにも思える。
多くの方々、職員に心からお礼を申し上げ今年の締めくくりとしたいと思います。
ありがとうございました。
良い年をお迎えください。
写真は、孫が雪遊びをしていて見つけた「ミノムシ」の巣です。モミジの木の約2メートルぐらいは高い位置につけていました。
やっぱり今年も豪雪かな。