視聴率がNHK総合テレビの中でも高い「ためしガッテン」の元専任デレクターであった、北折一氏の講演を秋田魁新報政経懇話会(県南会場)で聴く機会があった。
題して、「ガッテン流!生活常識、大逆転のススメ~働く人を病気にさせない経営術&インチキダイエットの見破り方~」であった。
前段では、ためしてガッテンの番組制作には一本約12週間のペースで作り、そのためには午前10時の出勤から夜中の3時4時までが通常であったそうで、その間に夜食を食べたりして自らも肥満体になったが、やせることについての研究もした。その肥満対策としては、「ガッテン流・伝え方。肥満対策をどう伝えてきたか。」
急激にはダイエットはできないし、大事なことは「ついつい」やること、むやみに説明ばかりをして「わかりやすさ」を目指してはだめで、わかりたくなるようにすることが大事である。
「ゆっくり」と落とすしかないとのことであった。
やはりNHK出身のIさんのように「いい質問ですねー」と質問をさせて、それに説明を加えていくようなやり方では視聴率が落ちていくことが現実であった。「わかりやすさ」よりも「わかりたくなる」ようにしなければならないと、ずばりと指摘していました。
メタボの基準も85cmももう見直しされるようになってきた。
この懇話会の出席者は企業の経営者が多いことから、働く人を病気にさせないことが、いかに経営上重要であるかと言った観点から、喫煙の問題についても話が及んだ。
よく言われる喫煙者の死亡割合が高いのは自己責任であるが、受動喫煙が1.7倍にもなり、しかも喫煙が終わって自席でも吐く息から20~40分は悪影響があるとのことには驚いた。
ちなみに、星野リゾートでは喫煙者の職員採用はしないとのことで、喫煙室はもちろん、そうした対策に掛ける経費はお客さんに掛けるとのことであった。
最後にダイエットのためには、「計るだけダイエット」、コツのコツが紹介された。朝晩測定しゆっくりと食べる時には食べて、そこで脳の中枢機能にしっかりと覚え込ませて、ゆっくりと取り組むことによってダイエットは成功する。自ら実践したことを学問的にも証明されているとのことであった。
イスラム国事件から学んだ「自己責任」が、たばこの喫煙にも当てはまる!