秋田弁は秋田語だ!
(講演をされた。小島剛一さん)
ちょっと取っ付きにくい感じがする「言語学」であるが、その専門分野の講演をお聞きすると、実に奥深くしかも私自身が普段何気なく話したり書いたり、本を読んだりするなかで、いかに間違いが多く、気のつかないことの多さに驚いたり恥ずかしくなったり、大変なこれまでであったように思えてならなかった。
こうして書いていても、何かまたまた間違った表現ではないか、間違った用事用語ではないかと不安になってきてしまう。
恐ろしいような気もする。
でも、それを心配するあまり、何も書かなかったり、表現することが出来ないではとても物事は進まないので、それはそれとしてこれまで通り厚かましく堂々としていこうとも考えるが、でもやっぱり少しは気配りをしたり調べるなりをしようとも思うところです。
それにしても、「日本語には主語がない!」なくともしっかりと意味を伝えることのできる言語である。世界中でこんな言語はない!
標準語と言われる言語とは?
秋田弁は秋田語であって実に豊かな言語である!
日本には雲伯語、八丈島語、アイヌ語、神津語、那覇語などとともに、秋田弁は秋田語としての言語と言ってもよい!
例えば、「肩」「蚊だ」「嗅いだ」を秋田では「かだ」と言うが発音が微妙に違う。それは何に起因しているのだろうか。
それを我々は日常的に使っているのです。
それは豊かな言語であることになる。
言語は美しい、外国人からすると難しい言語であるが、その言語での報道には間違いが多く注意してほしい。(報道の翻訳の間違いは大変な事件にもなる!)
注意して報道に接しなければならないのでしょう。
この講演は、魁政経懇話会の例会で講演してくださった、由利本荘市出身の言語学者、小島剛一さんの講演をお聞きしての内容でした。
小島さんはフランス在住でトルコの少数民族の言語(ザザ語、ラズ語)を研究しておられ、その辞典の刊行を予定されている。
大変勉強になった。