議員立法の「山村振興法」は時限立法でもあり、数次にわたる 延長で、山村地域の振興に大きく貢献してきた。
この法案は、与野党の国会議員の共通理解で進められてきた経緯がある。これこそは、山村地域に対する国会議員の理解が深い事でもある証左であるものと考えている。
昨年、延長されたこの法案でも、新たに農山漁村の地域活性化と地域コミュニティの再生を図るための「山村活性化支援交付金」「都市農村共生・対流総合対策交付金」「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」「農村集落活性化支援事業」などとともに山村地域における農林水産業の振興、生活環境の向上を図るため、「農山漁村活性化プロジエクト支援交付金」など広範な事業支援制度もあり、多いに活用したいところである。もちろん、そのためには、山村振興計画が必要であり、しっかりと対応することにより、時代にあった制度であると考えられる。多いに活用すべきである。
今後この制度充実のため、関係省庁に強力な要請活動を展開することとしており、我々も新たに複数県にわたる県際道路整備の必要性、遺跡発掘体験による山村の自然に触れる体験交流活動に対する支援措置を講ずることなどが加えられた。これからもこうした発信をしていきたい。
尚、今回から超党派の議員立法ということもあり、野党からも3名の議員さんが顧問として就任された。